【2024年】補聴器の最新情報まとめ!難聴におすすめの人気機種はこれだ!

2024.08.08

補聴器の技術は、年々みるみる進歩しています。たった2~3年の間でも、新たな新技術が生み出されたり、これまでにはない革新的な機能が搭載されたりすることも少なくありません。

そうなれば、気になるのはいま現在の最新器種ではないでしょうか。本記事では、発表されて間もない最新補聴器の情報を一挙にご紹介します。

さらに、補聴器の種類や機能、価格帯など、自分に合ったものを選ぶために必要な情報も併せて解説していますので、購入を検討されている人はぜひ参考にしてください。この記事があなたの聞こえを改善し、より充実した生活を送るための助けになることを願います。

※この記事は加齢性の難聴の方向けです。


聞こえでお悩みですか?/

「テレビの音が大きいと言われた」「インターホンや家族の呼びかけに気付かなかった」・・。
年齢とともに聞こえが悪くなっていく加齢性難聴は、補聴器を適切に使用することで改善させられることが多いです。しかしながら、補聴器って種類が多いし、値段もピンキリ。自分に合う補聴器はどんなものなのか、探すだけで骨の折れる作業ですよね。
うぐいす補聴器は、スタッフ全員が専門資格を有する「聞こえの専門家」。おひとりおひとりの聞こえやライフスタイルに合わせた補聴器のご提案が可能です。資料請求やご相談は無料。ぜひお気軽にお問い合わせください。

【この記事の監修者】
田中智子(認定補聴器技能者・うぐいす補聴器 代表取締役)

補聴器を「日常生活をポジティブに自分らしく過ごせるようになるためのツール」と捉え、補聴器専門店「うぐいす補聴器」を開業。以前は有名補聴器メーカーのマーケティング部に所属し、全国5000店舗へ補聴器販売の指導を実施した経歴を持つ。高齢者難聴を得意とし、地域住民への啓蒙活動、高齢者への補聴器の装用トレーニングなども実施している。

最新のおすすめ補聴器が知りたい!

補聴器の購入を検討し始めたなら、気になるのはやはり各メーカーの最新モデルではないでしょうか。

補聴器は、メーカーやモデルによってそれぞれ異なる特徴を持っています。自分の耳にぴったり合った補聴器を選ぶためには、それらをしっかりと理解し、自分に必要な機能がどんなものなのかを見極めていかなければなりません。

良い補聴器と出会って快適な聞こえを手に入れるために、これらのポイントはしっかり押さえておきましょう。次の章からは、実際に補聴器の種類や、それぞれの特徴やメリットデメリットなどについて解説していきます。ぜひ参考にしてくださいね。

補聴器の種類|特徴や機能・価格は?

ひとくちに「補聴器」といっても、その中にはさまざまな種類があります。それぞれ持っている機能や特徴には違いがあり、価格も変化します。そこで覚えておきたいのが「高いものが良いわけではない」ということ。聞こえの程度や生活環境によっては比較的リーズナブルなランクのものでも十分であるケースもあります。使う人によって必要な機能は大きく変わりますので、損をしないためにもしっかりと特徴を押さえておきたいですね。

例えば、補聴器の形状の違いには、耳あな型耳かけ型の2種類がありますし、補聴器への給電方法も電池式充電式の2種類があります。どのタイプを選ぶかは、自分の聴力レベルやライフスタイルを考慮する必要がありますので、次に解説するそれぞれの特徴を参考に、最適なものを選んでください。

幅広い難聴レベルに対応!「耳かけ型補聴器」

耳かけ型補聴器とは、耳の後ろに掛けて使用するタイプの補聴器のこと。耳の穴の中に入れる耳栓部分と、耳の後ろに掛ける本体とがチューブで繋がっています。耳かけ型補聴器は、耳の穴にすっぽり収まる耳あな型補聴器と比較して、対応できる聴力レベルの幅が広いという特徴を持ちます。耳あな型補聴器のほうでは対応できないような重い難聴の人でも、耳かけ型補聴器なら使える器種がたくさんあったりするのですよ。

耳かけ型補聴器のメリット・デメリット

耳かけ型補聴器のメリットとしては、次のような点が挙げられます。

  • 最新の音質が手に入る補聴器メーカーが新製品を発表する際は、まず耳かけ型から発表する場合がほとんど。つまり、最新の耳かけ型補聴器を選べば、そのメーカー最高の音質が手に入るということになります。
  • 快適な装着感比較的着けごこちが良いうえ、耳栓の部分はサイズ交換ができる場合も多いなど、自分の耳に合わせてカスタマイズできることが多いです。
  • 電池交換がしやすい耳かけ型補聴器は比較的サイズが大きく電池交換がしやすい設計になっているため、耳あな型補聴器に比べると電池交換も簡単です。
  • 価格帯が広い比較的安価なモデルから高機能なモデルまで、幅広い価格帯の器種が展開されています。機能面だけでなく予算の面でも選択肢が広いです。

一方で、耳かけ型補聴器にもデメリットはあります。いちばん大きなデメリットとしては、やはりその「目立ちやすさ」ではないでしょうか。耳かけ型補聴器は耳の外側に掛けるタイプなので、短髪の人アップヘアをする人は特に目立ちやすくなってしまいます。

しかしここ最近では、耳かけ型補聴器でも小型でスリムなものがぞくぞくと増えています。目立ちやすいのが気になる方はそういったモデルを選ぶと良いでしょう。

また近年、補聴器もデザイン性の高いおしゃれなものが増えてきました。好きなデザインのものを選んだり、お洋服や髪色に合わせてカラーを選ぶなど「あえて見せる」補聴器のコーディネートを楽しんでいる人も多いのですよ。

目立たない補聴器なら!「耳あな型補聴器」

耳あな型補聴器は、耳の穴の中に挿入して使うタイプの補聴器。よりぴったりと耳の穴にフィットするので、着け心地は格別です。小型で目立ちにくいので、補聴器の使用に抵抗があるという人でも安心して使えるのが特徴です。

耳あな型補聴器のメリット・デメリット

耳あな型補聴器のメリットは以下の3つです。

  • 目立たない本体すべてが耳の穴の中におさまるので、外からは目立ちにくく、補聴器をつけているとがわからないほどです。
  • フィット感耳あな型補聴器には、オーダーメイドで製作されるものが多く、自分の耳あなの形にぴったりとフィットするので、着け心地がよく快適です。
  • メガネユーザーも快適耳かけ型補聴器の場合、普段、眼鏡やマスクを常用する人からは「装着時に干渉して煩わしい」という声がよく上がっています。しかし耳あな型補聴器なら、本体すべてが耳の中へおさまるため、これらの心配もありません。

一方、耳あな型補聴器にもいくつかのデメリットは存在します。例えばそのひとつに「対応できる聴力レベルの幅が狭いこと」が挙げられます。
耳あな型補聴器は小型なぶん、本体が持つパワー自体も小さくなってしまいます。そのため軽度・中等度難聴など、比較的軽い難聴の方向けの器種も多く、より大きいパワーが必要な高度~重度難聴の方には適さない場合があります。

また、耳あな型補聴器は耳の穴の奥へ挿入して使うため、フィット感が格別ではありますが、中にはそのフィット感を「音のこもり感」ととらえる人もいます。「自分の声がこもって聞こえて気持ち悪い」と感じる人もいるので、購入前にしっかりと試聴してみることをおすすめします。

慣れた方法でササっと給電!「電池式補聴器」

電池式補聴器は、補聴器用の電池を使って給電する補聴器です。補聴器用の電池は補聴器店や眼鏡店などで手に入ります。補聴器の電池は約1週間前後で切れるので、1週間おきに電池交換が必要となります。今でこそ充電式の補聴器も出始めましたが、それまでの補聴器は、この電池を用いるものが一般的でした。

電池式補聴器のメリット・デメリット

電池式補聴器のメリットには次のようなものがあります

  • 新しいものが苦手な方に補聴器をはじめ、ほかのものでも電池交換の手順に慣れている人は多いですよね。新しいものよりも、慣れた方法で安定して使いたいという人には電池式の補聴器がおすすめです。
  • 定期的にお手伝いしてくれる人が居るご自分で電池交換が難しい場合に、ご家族の方が週に1回家に来て電池交換をする、介護施設に入居中でスタッフの方に電池交換をお願いしている、などの場合は、定期的に交換をするルーティンができるので、電池式が使い勝手が良いとおっしゃる方もいらっしゃいます。

一方で、電池式補聴器のデメリットは「電池がとても小さい」というもの。補聴器の電池は直径数ミリほどしかありませんから、電池交換には手先の細かな作業が必要になります。また、小さなお子さんやペットのいるご家庭の場合には、電池の誤飲リスクにも注意しなければなりません。

寝ている間に簡単充電!「充電式補聴器」

充電式補聴器は、補聴器の最新技術の一つです。これまでの補聴器は電池式のものが一般的でしたが、ここ数年で充電式の補聴器が急増しました。この充電式補聴器は、充電器に置くだけで簡単に充電できるもの。夜寝る前に充電器にセットしておけば、翌朝耳に装着したまま1日中快適に使えます。

充電式補聴器のメリット・デメリット

充電式補聴器には、次のようなメリットがあります。

  • 給電が簡単電池が非常に小さく扱いづらい電池式補聴器に対して、充電式補聴器は、補聴器を充電器にセットするだけなので操作がとっても簡単。翌朝充電が完了した補聴器は1日中しっかりと使えるので、電池式補聴器でありがちな「出先で大事な時に電池が切れた」というトラブルに直面する心配もありません。
  • 電池購入の手間が省ける電池式補聴器を選択した場合、定期的に電池を購入しなければなりません。補聴器の電池は補聴器店、眼鏡店、オンラインなどで取り扱いがありますが、定期的に購入するのが面倒だという人には充電式をおすすめしています。補聴器の購入時に充電器も一緒に購入しておけば、そのあと追加で何かを購入したりする必要はなくなります。

一方、充電式補聴器のデメリットとしては、「充電器購入の経済的負担」が挙げられます。補聴器の充電器は一般的に1.5~5万円ほどかかりますから、補聴器購入時の全体的な予算を少しでも抑えたいという人には、これが負担になってしまうかもしれません。

とはいえ、電池式補聴器を選んだとしても、定期的な電池代は必要になります。長い目で見れば、充電器代と定期的な電池代ではさほど大きな差はないとも言えます。


私に合う補聴器は・・/

補聴器にはたくさんの種類がありますから、そんな中から自分に合うものをたったひとつ選ぶことは、非常に骨の折れる作業だと言えます。
うぐいす補聴器では、複数メーカー・数百種類の補聴器を常時取り揃えており、必要に応じてご試聴やレンタルも可能です。気になるものがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

自分に合った補聴器の選び方!おすすめのメーカーや機種は?

補聴器を選ぶ際には、難聴の程度や生活スタイル、予算などを考慮することが重要です。補聴器を選ぶ際に考慮すべきポイントは大きく分けて4つです。

  • 難聴の程度:自分の聴力レベルに対応できる補聴器かどうか
  • ライフスタイル: 自分の日常生活にはどんな機能が必要か
  • 予算: 予算にあったモデルで最適なものはどれか
  • デザイン等の好み:好きな形やカラーなどはどれか

これらのポイントを押さえつつ、比較的新しいモデルのものを選べば、最先端の機能や音質が手に入ることでしょう。

また、補聴器メーカーのおすすめは世界5大メーカーとも呼ばれているこの5メーカーがおすすめ。

当店でもこの5社の補聴器を取り扱っており、お客様からの人気も高いです。メーカーによって力を入れている機能や音質がまったく違うので、聞き比べてみるのも面白いですよ。

機能の使い勝手や音質の好みは人によっても分かれるので、補聴器は購入前にしっかりと試聴してみることが大切です。

【2024】補聴器専門店が本気でおすすめ!最新補聴器3選

ここまで、補聴器の種類や選び方について解説しました。そこで気になるのは、やはり実際の補聴器の器種についてではないでしょうか。ここからは、2024年最新のおすすめ補聴器を一挙にご紹介します!紹介する補聴器はすべて当店でも取り扱っておりますので、気になるものがあればぜひお気軽にお問い合わせください。

とにかく目立たせたくないあなたへ!シグニア / シルクIX

シグニアから発売されたばかりのシルクIXは、世界初、充電式の超小型補聴器

これまでの超小型補聴器はすべて電池式でした。補聴器が小さくなればなるほど電池のサイズも小さくなるため、手先の不器用な人たちからはずっと敬遠されてきました。しかし今回新たに発表されたシルクIXは、電池のいらない充電式。多くの人にとって使い勝手が良くなったことは言うまでもありません。

また、シルクIXには世界初のシグニア新技術・ロックオン機能が搭載されています。騒がしい環境下や相手が動き回っていても、会話の声を的確に捉えて常に追いかけます。これにより、リアルタイムの会話がより聞き取りやすく、より明瞭になりました。

さらにシルクIXは、耳あな型補聴器の中ではめずらしい既製品タイプ。耳の型を取ってから製作するオーダーメイドタイプのように製作期間を要することもないので、気軽に試せるのも魅力です。

形状耳あな型
電池式 / 充電式充電式
対応張力レベル経度~中等度難聴
価格(片耳)375,000円~700,000円(充電器含む価格)

どんな場所でも「瞬間快適」!スターキー / ジェネシス

スターキーの耳あな型補聴器・ジェネシスは、今年発売されたばかりの最新AI補聴器

搭載された高品質なAIが、毎時8,000万回もの自動調整を行い、常に「人間の聴覚を模範した音質」を届けます。また、専用アプリを入手すれば、スマホから簡単にモードや音量の調節もできます。そのほか、離れた場所にいる家族が健康状態をモニタリングできる「みまもり機能」を備えているなど、補聴器の枠を超えた便利な使い方ができるのも魅力のひとつです。さらにこのジェネシスは、国際的な高い基準をクリアした防水性能も持ち合わせています。汗をかく季節や雨の日でも、気にせずアクティブに使えるのはうれしいポイントですよね。

形状耳かけ型・耳あな型
電池式 / 充電式電池式・充電式
対応張力レベル経度~重度難聴
価格(片耳)403,600円~763,600円(充電器含む価格)

AIがあなたの「聞きたい」を探知!オーティコン/インテント

オーティコンの最新補聴器Intentは、高度な人工知能が搭載された革新的な補聴器

周囲360度の音を人工知能が学習・処理し、すべての音をより明瞭にして自然でバランスのとれた音情景を再現します。またIntentは、自身の意図をくみ取って聞こえをサポートする「じぶんセンサー」を新たに搭載。あなたの「したい」ことを感知して必要な音を脳に届けます。

また、着けているのがわからないほど小型で、落ち着いた色味のカラーも豊富なので、シックな印象がお好みな人にもおすすめしたいです。

形状耳かけ型
電池式 / 充電式充電式
対応張力レベル経度~重度難聴
価格(片耳)352,300円~722,300円(充電器含む価格)

補聴器の音質や着け心地は試聴して比較しましょう!

補聴器は、その音質や装着感がものによって全く異なります。自分が一番快適に使えるものを選ぶために、補聴器は必ず試聴して選びましょう。

また、試聴してみて「よく聞こえる」と思った器種でも、ほかのものを試聴してみたら「こっちのほうがもっと良い!」と感じる場合もあります。自分にぴったり合う補聴器をお探しなら、できれば様々なメーカーや複数のモデルを聞き比べられるのが理想でしょう。

「人気だから」で補聴器を選ぶのはNG!?評判やレビューで判断しないほうが良い理由

「人気だから」という理由だけで補聴器を選ぶのは、実はあまりおすすめできません。評判やレビューはあくまで個人の感想であり、あなたの聴力や生活習慣に合っているとは限らないためです。

補聴器は、一人ひとりの聴力に合わせて調整する必要のある精密機器です。仮に評判の良い補聴器であっても、あなたの聴力に見合うものでなければ、十分な効果が得られません。そればかりか、場合によっては不快感や違和感を感じてしまう可能性すらあります。

全く同じ補聴器でも、Aさんにとっては「とっても快適」で、Bさんにとっては「よく聞こえない」ということは往々にしてあります。補聴器選びの際には、あまりネット上の意見などに左右されず、自分で感じた聞こえ方や使い勝手を大切にすると良いでしょう。

聞こえのご相談や補聴器の試聴なら「うぐいす補聴器」へ

うぐいす補聴器は、東京・池袋の補聴器専門店。
在籍するスタッフは、全員が認定補聴器技能者の資格を有する「聞こえの専門家」です。

おひとりおひとりの聞こえのお悩みをしっかりとヒアリングし、お客様に最適な補聴器をご提案します。
聞こえのご相談や補聴器の試聴は無料。ぜひお気軽にご相談ください。

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