耳が麻痺したような感覚になるのは耳の病気?知恵袋でもよく見る「耳の不調」

2024.01.06

耳が麻痺したような感覚になったり、詰まったような感じになると、誰でも不安に感じてしまいますよね。Yahoo!知恵袋などのサイトでも、たびたびこのような「耳の不調」についての質問が寄せられています。今回は、そんな耳の違和感の原因や対処法などについてご紹介します。

【この記事の監修者】
田中智子(認定補聴器技能者・うぐいす補聴器 代表取締役)

補聴器を「日常生活をポジティブに自分らしく過ごせるようになるためのツール」と捉え、補聴器専門店「うぐいす補聴器」を開業。以前は有名補聴器メーカーのマーケティング部に所属し、全国5000店舗へ補聴器販売の指導を実施した経歴を持つ。高齢者難聴を得意とし、地域住民への啓蒙活動、高齢者への補聴器の装用トレーニングなども実施している。

耳が麻痺したような感覚・詰まった感じがする?

耳が麻痺したような感覚になったり、詰まったような感じがしたら、誰でもびっくりしてしまいますよね。このように耳に違和感を覚えた場合、どういった対処をするのが良いのでしょうか。

耳や脳の病気が潜んでいることも・・・まずは医療機関を受診しましょう

耳の違和感の原因になるものは非常に多岐にわたります。耳は脳などとも密接に関係していますから、不調を放置してしまうのは危険。
麻痺したような感覚、こもった感じがするなど、耳になんらかの違和感がある場合は、まずはすみやかに医療機関を受診しましょう。診断によっては、適切な治療で耳の違和感を改善できる場合があります。

耳の違和感・・・もしかすると「難聴」かもしれません

耳の違和感の原因としてもうひとつ考えられるものに「難聴」があります。難聴は、耳が聞こえにくくなってしまうものですが、初期症状として耳に気持ち悪い違和感があったり、耳の詰まった感じがする場合もあります。

耳の病気のひとつ「難聴」って?原因や対処法は

耳が聞こえにくくなる病気を「難聴」と言います。難聴は大きく分けて以下の2種類があります。

  • 突発性難聴
  • 加齢性難聴

突発性難聴は、ある日突然耳が聞こえにくくなる難聴です。ウイルス感染血流の乱れが原因となり発症すると言われていますが、詳しい原因は分かっていません。突発性難聴の場合は、内服や点滴などの薬物療法で改善する事もあるのが特徴です。

一方、加齢性難聴は年齢とともに耳の内部の細胞や聴神経が衰える事で発症します。ある日突然聞こえにくくなるものではなく、長い歳月をかけてゆっくりと聴力が低下していくもの。加齢性難聴の場合は一度悪くなると改善させるのは極めて難しいのが特徴です。そのため、日頃から耳をいたわる生活を心がけたり、必要に応じて補聴器などを使って聴力を補う必要があります。


\難聴のセルフチェックはコチラ!/

その耳の違和感、もしかしたら「難聴」かもしれません。
特に、少しずつ聞こえにくくなってゆく加齢性難聴の場合には、聞こえにくくなっていることに自分自身が気付かない場合もあります。まずは下記の簡易チェックフォームから、難聴の可能性をチェックしてみましょう。

治療法のない「加齢性難聴」。どう対処する?

加齢性難聴の場合、残念ながら薬などを使用した治療法は今のところ何もありません。そのため、今後どのようにして難聴の進行を遅らせていくかが重要なポイントとなってきます。そこでぜひ試していただきたいのが、「補聴器」です。

加齢性難聴に補聴器は有効?

ひと昔前までは、加齢性難聴で病院を受診しても「もう歳だから仕方がないね」と言われてしまうことも多く、高齢者は聞こえにくさを放置せざるを得ない状況でした。しかし近年では、聴覚や脳に関する研究がどんどん進み「音を脳に届け続けることの重要性」が叫ばれはじめました。それを受けて、「たくさん音を聞いて活発に活動することが、健康的な生活を続けるために必要不可欠」であるという考え方が主流になってきました。

「歳だから」と言って難聴を放置するのではなく、必要に応じて補聴器なども活用しながら、適切に対処することが大切です。


\補聴器のご相談はうぐいす補聴器へ/

うぐいす補聴器は、在籍するスタッフ全員が専門資格を保有する「聞こえの専門家」です。
聞こえに関するお困りごとや、補聴器に関することは、ぜひ当店にご相談ください。必要に応じて補聴器の試聴やレンタルも行っております。以下からお気軽にお問い合わせください。

補聴器を試してみたいときは

 加齢性難聴にも補聴器が推奨されていることをお伝えしましたが、「実際に補聴器を試してみたい!」というとき、まずどこへ相談すればよいのでしょうか?

補聴器相談医や補聴器販売店に相談してみましょう

補聴器を試してみたい場合、まずは補聴器相談医に相談してみるのが良いでしょう。補聴器相談医とは、専門のカリキュラムを修了した、難聴や補聴器に特に詳しい医師のことです。自身に補聴器が有効なのかどうかや、どのような補聴器を使えばよいのかなどの相談に乗ってもらうことができます。補聴器相談医は全国に在籍していますので、まずはお近くの補聴器相談医に相談してみてはいかがでしょうか。

近くの補聴器相談医を探す:日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会認定補聴器相談医名簿(外部リンク)


とはいえ、中には「いきなりお医者さんにかかるのは抵抗がある・・・」という人もいるかもしれませんね。そのような場合には、補聴器販売店で相談してみるのもおすすめです。
補聴器販売店には、補聴器に関して詳しい知見を持つスタッフが在籍しており、聞こえに関するお悩み事や補聴器の相談にもしっかりと対応してもらうことができます。ほとんどのお店では、実際に補聴器を試聴してみることも可能です。また、補聴器販売店は、補聴器相談医とも連携していることが多いので、必要に応じてお近くの補聴器相談医を紹介してもらうこともできる場合があります。

いろいろな補聴器を試してみましょう

補聴器は現在、数多くのメーカーから販売されており、機種の種類は数百種類以上にものぼると言われています。各メーカーによって、開発背景や力を入れている機能にも違いがあるため、ぜひ複数メーカーの補聴器を試してみていただきたいところ。音の感じ方や音質の好みは人それぞれ千差万別なので、ぜひあなたのお気に入りの1台をみつけてくださいね。

補聴器の相談・試聴なら うぐいす補聴器へ

 うぐいす補聴器では、全5メーカー・数百種類の補聴器を常時取り揃えております。もちろん、複数メーカーの補聴器を比較試聴していただくことも可能です。ご希望に応じてお試しレンタルも行っておりますので、ぜひお気軽にご相談ください。

お電話 050-3590-5913