【専門家監修】補聴器の価格は?高いものと安いものの値段の違いも解説

2026.02.18

補聴器の購入を考えるとき、まず気になるのは補聴器の値段ではないでしょうか。調べてみると、機種によって値段にも大きな差があることがわかります。本記事では、補聴器の値段の相場や、高いものと安いものの違いについて解説します。補聴器購入を考えている人は、ぜひ参考にしてくださいね。


聞こえでお悩みですか?/

「テレビの音が大きいと言われた」「家族の呼びかけに気付かなかった」
年齢とともに聞こえが悪くなっていく加齢性難聴は、補聴器を適切に使用することで改善させられることが多いです。しかし自分に合う補聴器はどんなものなのか、探すのは難しいと思っていませんか。
うぐいす補聴器は、スタッフ全員が「聞こえの専門家」。お気軽にお問い合わせください。

【この記事の監修者】
田中智子(認定補聴器技能者・うぐいす補聴器 代表取締役)

補聴器を「日常生活をポジティブに自分らしく過ごせるようになるためのツール」と捉え、補聴器専門店「うぐいす補聴器」を開業。以前は有名補聴器メーカーのマーケティング部に所属し、全国5000店舗へ補聴器販売の指導を実施した経歴を持つ。高齢者難聴を得意とし、地域住民への啓蒙活動、高齢者への補聴器の装用トレーニングなども実施している。

補聴器の値段は?平均的な購入価格

補聴器は、あまり馴染みのないものですから、まったく相場の想像がつかない人も多いでしょう。

実は、補聴器にはまざまな価格帯のものがあり、何を重視するかによって購入すべき機種は変わります。

補聴器1台の値段は、安いものだと片耳数万円程度、高ランクのものになると両耳で100万円をこえることもあります。どちらが良い悪いというわけではなく、自身の聴力や必要な機能から選定します。

補聴器はそもそも、個人の聞こえに合わせて細かく音を調整できる医療機器ですので、ひとつひとつは高額であり、値段に驚く人が少なくありません。

2022年に実施された日本補聴器工業会の調査によると、補聴器1台の平均購入価格は、10万円から30万円とのことでした。(JapanTrack2022)

高齢者に多い「加齢性難聴」は、多くが両方の耳で同時に聴力が落ちていきますから、補聴器は両耳装用することが多いです。そうなれば、上記金額が2台分必要になりますし、流行りの充電タイプの補聴器を選べば、補聴器とは別に充電器の金額(およそ1.5~5万円程度)も追加しなければなりません。

したがって、充電式タイプの補聴器を両耳でつけると仮定すれば、およそ30~60万円が相場となるでしょう。

補聴器の値段に大きな幅があるのはなぜ?

先にも書いた通り、補聴器は数万円~数十万円と値段の幅が大きいもの。この値段の差は、ほとんどが機能やランクによるものです。それぞれの価格帯の特徴を解説します。

補聴器と似た機器に、集音器というものがあります。集音器は比較的安価で家電量販店や通販などでも気軽に購入できますから、こちらを購入する人が少なくありません。

しかし、集音器と補聴器は、見た目こそよく似ていますが性能などにおいては全くの別物。個人の聞こえに合わせて音が作れるのは、医療機器である補聴器だけです。

集音器と補聴器の違いについては、以下の記事でさらに詳しく解説しています。気になる方は、ぜひこちらの記事も参考にしてくださいね。

近年のオンライン志向を受け、補聴器も通販で手に入りやすくなりました。自宅に居ながらサッと購入できるので、気軽に補聴器を試せるメリットがありますね。

一方で、補聴器をオンラインで購入すると、聴力測定や調整が不十分になってしまうことがあります。オーダーメイドで耳型を作成することもできないので、耳の形にフィットせず使いにくいというケースもしばしば。さらに通販だと、困った時にすぐに駆け込める場所がないので、故障やトラブルが起きた際は手を焼くかもしれません。

補聴器店での対面販売において、値段重視のコスパ製品がこのあたりの価格帯です。専門のスタッフと一緒に選べたり、調整や効果測定がしっかりできるので、安心感を持って購入したい人に適しています。

一方デメリットとしては、最低限の機能しか搭載されていないことです。値段を抑えたシンプルな機種なので、難聴のレベルが重い人や、複雑な会話を楽しみたいという人には、音質や機能の面で物足りなさが残るでしょう。

機能と値段のバランスが取れたこの価格帯の補聴器は、当店でももっともよく売れています。デザイン性も高く機能も充分。アフターサービスや保証も充実していて、多くの人に対応可能な機種が多いです。

デメリットとしては、値段が高くなってきているので、選ぶ際は慎重に進めなければなりません。また、購入後も調整や効果測定等が必要ですので、購入は通いやすい店舗を選ぶことも大切です。

最高ランクの補聴器を選べば、片耳で40万円を超えるものも多いです。一番良いランクのものですから、性能や音質は格別です。非常に細かい音まで拾うことができ、より”自然に近い”音質と言えるでしょう。近年盛り上がりを見せる「AI搭載」の補聴器も、この価格帯のものが多いです。

デメリットとしては、やはりそのお値段でしょう。両耳で100万円を超えるものもありますから、購入時は慎重に選ばなければなりません。また、補聴器の耐用年数は5年ほどとも言われています。中にはもっと長く大切に使う人も居ますが、それでも数年で買い替えることを考えると、経済的な負担からは逃れられないでしょう。


補聴器のおすすめ機種については、以下の記事でも詳しく紹介しています。それぞれ値段も明記していますから、補聴器購入を検討中の方はこちらもぜひご覧ください。

 

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補聴器は「値段が高いものが良い」というわけではない

補聴器は選ぶランクによって金額に大きな差があります。しかし、一番高い補聴器を買ったからといって、それが絶対にあなたに合うのかというと、そうではありません。補聴器は、「値段が高いものが良い」というわけではないのです。

例えば、あなたが一人暮らしを始めたとして、冷蔵庫を買いにきたとしましょう。一人暮らしで使うつもりなら、大家族用の高額なものをは買わないでしょう。大家族用の冷蔵庫は、ドアの数も多く、電気代も余分にかかります。一人暮らしを始める人にとっては、かえってジャマになってしまうのではないでしょうか。何人で使うか、どのくらいの容量が必要か、大きさは?冷凍庫や野菜室は必要?と、まずは自身の生活にフィットするかどうかを考える必要がありますよね。

これは、補聴器でもまったく同じことが言えます。高いものは確かに高性能ではありますが、使う人の生活によっては不要な場合も少なくありません

補聴器は値段よりも「自分に合っているか」が最も大切

補聴器を使いたいのは、家族との団らんが目的なのか、大人数の会話や会議などで聞き漏らしを減らしたいのか・・・。自分がどんなシーンで音をしっかり聞きたいのか、まずはそこを明確にしなければなりません。
加えて、手先の動かしやすさや、ペットや小さなお子さんが居るかなど、意外にも家族構成まで加味する必要があります。

これらは、電池式の補聴器を選ぶときの指標になります。補聴器の電池は直径数ミリときわめて小さいので、手先が動かしにくい方には適しません。また、小さいお子さまやペットがいるご家庭では、電池の誤飲の危険性も考えなければなりませんよね。

つまり補聴器は、見た目の目立ちにくさや、オシャレさなどよりも先に、まず「自分の聞こえや生活に合っているかどうか」を最重要視しなければならないのです。

放置は危険!難聴は認知症の危険因子

久しぶりに会ったお母さんの聞き返しが多い

お父さんのテレビの音が驚くほど大きい

そんな声を、非常によく聞きます。
加齢性難聴は、ある日突然聞こえにくくなるものではなく、長い年月とともに少しずつ症状が進むので、家族はもちろん本人ですら、聴力の衰えにはなかなか気づけません。

しかし近年、難聴は聞こえの不便さのみならず、認知症の発症にも大きく関係していることがわかってきました。つまり、難聴は認知症の危険因子であり、健康寿命そのものを縮めることにもなりかねないのです。元気に活き活きとした生活を長く送るためにも、難聴を疑ったらすぐに補聴器の使用を検討してください。

あなたに合った補聴器は補聴器の専門家と一緒に選びましょう

そうは言っても自分に合う、たった1台の補聴器を探すのはなかなか難しいかもしれません。そんな時に頼れるのが、認定補聴器技能者などの資格を持った補聴器の「専門家」です。


補聴器の専門家は、本人や家族の生活をすみずみまでしっかりとヒアリングし、ひとりひとりに最適な補聴器を一緒に選んでくれる存在です。

メガネ店や百貨店など、補聴器はさまざまな場所で販売されていますが、おすすめはやはり補聴器の専門家が在籍しているお店です。補聴器を購入する店舗に迷ったら、さらに詳しく解説している以下の記事もご覧ください。

補聴器の選び方|重要な4項目

補聴器は、同じ機種の中でも、どのランクを選ぶかによって金額に大きな差があります。具体的には、①パワー ②形 ③給電方法 ④ランク の4つの項目に沿って自分に合うものを選んでいきますが、大きく値段に影響が出るのは4つめの項目「どのランクを選ぶかで変わります。

  • 【パワー】自分の聴力レベルに適応しているか
  • 【形】耳かけ型と耳あな型のどちらにするか
  • 【給電方法】使いやすいのは充電式か電池式か
  • 【ランク】予算と機能性のバランス

4つの項目ごとの詳しい選び方は、下記の記事でもご紹介しています。自分に合った1台の見つけ方は、こちらの記事も参考にしてくださいね。

【東京・池袋】専門家多数在籍!補聴器のことなら「うぐいす補聴器」へ

うぐいす補聴器は、在籍するスタッフ全員が認定補聴器技能者や言語聴覚士の資格を有する「専門家」です。聞こえや補聴器に関するお悩みや疑問はなんでもお気軽にご相談ください。また当店は、複数メーカーの補聴器を常時取り揃えております。ご希望に合わせて比較試聴も可能ですので、下記よりいつでもお問い合わせください。

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