
補聴器にはさまざまな種類があり、どれを選べば良いのかさっぱりわからないですよね。それもそのはず、現在国内に流通している補聴器は、数百種類にものぼると言われています、本記事では、補聴器の種類やそれぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。補聴器の購入を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。
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年齢とともに聞こえが悪くなっていく加齢性難聴は、補聴器を適切に使用することで改善させられることが多いです。しかし自分に合う補聴器はどんなものなのか、探すのは難しいと思っていませんか。
うぐいす補聴器は、スタッフ全員が「聞こえの専門家」。お気軽にお問い合わせください。

【この記事の監修者】
田中智子(認定補聴器技能者・うぐいす補聴器 代表取締役)
補聴器を「日常生活をポジティブに自分らしく過ごせるようになるためのツール」と捉え、補聴器専門店「うぐいす補聴器」を開業。以前は有名補聴器メーカーのマーケティング部に所属し、全国5000店舗へ補聴器販売の指導を実施した経歴を持つ。高齢者難聴を得意とし、地域住民への啓蒙活動、高齢者への補聴器の装用トレーニングなども実施している。
補聴器には膨大な種類がある

補聴器にはざまざまな種類があり、流通している補聴器の数は数百種類にものぼります。
パワー、形、給電方法、ランクなどの項目ごとに、それぞれさらに細かい種類があります。どれを選ぶかは人によって異なります。聴力レベルや生活スタイルに合わせて自分に合うものを選んでください。
【パワー】の種類

補聴器には、そのひとつひとつに出力できる音の大きさ(パワー)の違いがあります。まずは自身の聴力をしっかりと理解し、どれぐらいのパワーの補聴器が必要なのかをチェックしなければなりません。
たとえば、高度難聴や重度難聴など、難聴の程度が重い場合は、非常に大きな音が出せる強いパワーの補聴器を使って聞こえを補助するのが適切です。しかしながら「目立たないものが欲しい!」と言って、形が小さく弱いパワーの補聴器を選んでしまうと、聴力に対して充分な音を出すことができません。結果的に「補聴器をつけているのによく聞こえない」というトラブルに繋がるのです。
また、購入時にはギリギリ使えるパワーのものであったとしても、その後さらに聴力が低下してしまう可能性もあります。せっかく購入した補聴器が、すぐに自分の聴力に対応できない状態になってしまっては非常にもったいないです。なので補聴器購入時は、現在の聴力や今後のことも想定しつつ、適切なパワーのものを選定することが大切です。
【形】の種類

補聴器には大きく分けて、耳にかけて使う耳かけ型、耳の穴の中にいれて使う耳あな型の2種類があります。
耳かけ型補聴器には、大きく操作のしやすいBTEタイプと、小型で目立ちにくいRICタイプの2種類があり、耳あな型補聴器には、超小型で目立たないIIC・CICタイプと、少し大ぶりで操作のしやすいITC・ITEタイプがあります。
耳かけ型補聴器は、幅広い聴力に対応しているのが特徴で、耳栓部分はほかのタイプやサイズにも変更可能なことが多く、多くの人にフィットします。なかでも、RICタイプはとても人気で、米国では実に90%ものシェアを誇っています。各補聴器メーカーが新しい機種を発表するとき、かならずこのRICタイプから発売されます。つまり、最新のRICタイプを選んでおけば、そのメーカーの最新・最高の音質が手に入るというわけです。
一方の耳あな型補聴器は、ほとんどの機種が耳の穴の「型」をとってオーダーメイドで製作されます。自分の耳の穴の形にぴったり合わせて作るので、耳へのフィット感は格別でしょう。また、耳あな型補聴器は、本体すべてが耳の中におさまるので、外から目立ちにくいといったメリットもあります。最近ではマスクを着用するシーンも多くなったので、マスクの装着時も補聴器が干渉しないと好評です。
| 耳かけ型 | 耳あな型 | |
|---|---|---|
| メリット | ・メーカー最高・最新の音質 ・耳栓部分は他タイプにも変更可能 ・耳栓部分がシリコンで肌当たり良好 | ・耳の形にしっかりフィット ・小型で目立ちにくい ・メガネやマスクの邪魔にならない |
| デメリット | ・着脱時にマスクやメガネと干渉 ・耳あな型と比較すると着けづらいことも ※個人差あり | 自声の響く感じが気になる人も ※個人差あり ・着脱や電池交換に細かい手作業が必要 |
【給電】の種類

補聴器の給電方法にも種類があります。ひと昔前までは、補聴器といえば電池式が主流でしたが、近年「充電式」の補聴器が数多く誕生しています。もし、検討中の補聴器に電池式と充電式の両方がある場合には、どちらにするかをご自身で選択しなければなりません。
電池式補聴器は、ごく小さい丸くて平べったい形の空気亜鉛電池という専用の電池を使用します。1日フル稼働で使用した場合、およそ10日~5日程度で電池が切れてしまうため、そのたびに電池を交換しなければならず、これが手間だという人が少なくありません。しかし中には、「自分の好きなタイミングで電池を満タンにしたい」「電池交換のほうが簡単だ」という方も居り、そういった方にはこちらの電池式の補聴器をおすすめしています。
一方の充電式補聴器の場合は、補聴器とは別売の充電器を購入する必要があります。充電器の値段はメーカーにもよりますが、およそ1~4万円程度が多いです。そう聞くと充電式のほうが高くつきそうな気がしますが、電池式補聴器を5年使った場合の電池代と同程度の金額です。「大事な場面で電池が切れて慌てることがあった」「重要な場面で電池切れの不安がなくなった」というお声もよく上がってきます。
また、多くの充電器が汎用性のある電源規格(USB Type-C、micro-Bなど)になっているので、さまざまなデバイスからも充電しやすいです。災害時なども、携帯電話の充電ブースなどが設置されれば、そこで補聴器も充電可能ですし、モバイルバッテリーがあれば、それを使って補聴器を充電することもできます。(機種によって差があるので必ず事前にお試しくださいね)
| 電池式 | 充電式 | |
|---|---|---|
| メリット | ・電池を取り換えればすぐに満タン ・電源がない場所でも電池さえ持っていれば使える | ・電池の購入、交換の作業の手間がない ・出先での急な電池切れの心配なし ・電池の誤飲が心配な、ペットや赤ちゃんがいる家庭でも安心 |
| デメリット | ・電池が非常に小さいため手先の細かい作業が必要 ・出先で電池切れになる可能性 ・電池の販売場所が限られている | ・補聴器本体とは別売りの充電器を購入する必要がある ・コンセントがある場所でしか充電できない ※内蔵バッテリーのものもあります |
【グレード】の種類

補聴器には、1つのモデルの中にもいくつかの「グレード」があります。グレードが高ければ高いほど、より細かい音の処理が可能になります。
補聴器の価格は、主にこの「グレード」で変わります。上記で書いた「パワー」「形」「給電方法」の項目では、どれを選んでもさほど価格はほぼ変わりません。補聴器の価格を大きく左右するのは、どのグレードを選択するか、です。1クラスにつき10万円程度価格が変わってくることもありますから、本当に自分の生活に必要なのかをしっかり分析し、慎重にグレードを選択しなければなりません。
| プレミアム 片耳:60万円程度 両耳:120万円程度 | 最上位グレード ・会議に参加することが多い ・日々、たくさんの人と話す ・講演会などに参加/登壇が多い ・車の運転やスポーツ、音楽鑑賞など、 アクティブに活動することが多い・ストレスをできる限り軽減し、補聴器を 用いて多くの人と会話したり議論したい |
| アドバンス 片耳:40万円程度 両耳:80万円程度 | 一歩進んだグレード プレミアムとスタンダードの中間的な性能 |
| スタンダード 片耳:30万円程度 両耳:60万円程度 | 基準的なグレード ・外出も、家に居ることも多い・仕事仲間や家族・友人など 決まった相手とンも会話がメイン・補聴器をつけてたくさんお話ししたい |
| ベーシック(エッセンシャル) 片耳:20万円程度 両耳:40万円程度 | 基礎的なグレード 基本的な機能さえあれば充分 |
| バリュー 片耳:15万円程度 両耳:30万円程度 | 格安感のあるグレード 基本的な機能さえあれば充分 |
補聴器は専門家と選ぶのがベスト

ここまで、補聴器の種類についてご紹介しましたが、自分に合う補聴器を1人で選ぶのはなかなか大変でしょう。
そんな時にぜひ活用いただきたいのが、認定補聴器技能者や言語聴覚士といった、有資格の専門家です。彼らは補聴器について特に詳しいですし、個人の聴力や生活に合わせた補聴器の提案ができます。補聴器選びは1人で悩むより、専門家に伴走してもらうのが断然スムーズです。
取り扱う補聴器の種類が豊富!東京・池袋の「うぐいす補聴器」

東京・池袋の補聴器専門店「うぐいす補聴器」は、在籍するスタッフ全員が資格を有する補聴器の専門家。補聴器のことや聞こえに関するお悩みは、なんでもお気軽にご相談ください。当店は、複数メーカーの補聴器を常時取り揃えており、必要に応じて比較試聴も可能です。気になる補聴器があれば、こちらもお気軽にお問い合わせください。
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