目立たない補聴器はある?値段や相場は?専門家おすすめの小型補聴器も紹介!

2024.10.23

補聴器を使い始めようと思っている人の中には「補聴器を付けていることは周りにバレたくない」と思っている人も居るのではないでしょうか。そういった場合「外からほとんど見えない“目立たない補聴器”を選ぶ」という選択肢があります。本記事では、そんな目立たない補聴器について詳しく解説します。購入を検討している人は、是非参考にしてくださいね。


聞こえでお悩みですか?/

「テレビの音が大きいと言われた」「インターホンや家族の呼びかけに気付かなかった」・・。
年齢とともに聞こえが悪くなっていく加齢性難聴は、補聴器を適切に使用することで改善させられることが多いです。しかしながら、補聴器って種類が多いし、値段もピンキリ。自分に合う補聴器はどんなものなのか、探すだけで骨の折れる作業ですよね。
うぐいす補聴器は、スタッフ全員が専門資格を有する「聞こえの専門家」。おひとりおひとりの聞こえやライフスタイルに合わせた補聴器のご提案が可能です。資料請求やご相談は無料。ぜひお気軽にお問い合わせください。

【この記事の監修者】
田中智子(認定補聴器技能者・うぐいす補聴器 代表取締役)

補聴器を「日常生活をポジティブに自分らしく過ごせるようになるためのツール」と捉え、補聴器専門店「うぐいす補聴器」を開業。以前は有名補聴器メーカーのマーケティング部に所属し、全国5000店舗へ補聴器販売の指導を実施した経歴を持つ。高齢者難聴を得意とし、地域住民への啓蒙活動、高齢者への補聴器の装用トレーニングなども実施している。

補聴器を使っていることを知られたくない!外から見えない補聴器はある?

当店へいらっしゃるお客様にも多いお声が「補聴器を使っていることはバレたくない」「できるだけ目立たない補聴器が欲しい」というもの。

特に、使い始めて間もない間は、補聴器をあまり目立たせたくない人が多い印象です。

でも、だからといって、補聴器自体をあきらめる必要はありません。近年、目立たない補聴器の需要を受けて、補聴器はどんどん小型化しています。外からは見えにくいスマートなサイズ感のものも多いので、ぜひお好みに合わせて試してみてはいかがでしょうか。


目立たない補聴器なら「耳あな型補聴器」がおすすめ

補聴器は、形状や色味など、見た目だけでもさまざまな種類のものが存在します。できるだけ目立たせたくないという人の間では、耳の穴の中に挿入して使う「耳あな型補聴器」が人気です。本体すべてが耳の中にすっぽりと収まるので、外からは見えにくいという利点があります。

さらに、耳あな型補聴器は次の4つのサイズに細分化されており、ご自身の聴力レベルや使い勝手に合わせて好きなものを選択することができます。

耳あな型補聴器の中でも、特に目立ちにくいのが「IICタイプ」と「CICタイプ」です。これらのタイプは、耳の奥深くに挿入して使うため、至近距離まで近づいても外からはほとんど見えません。

現存の補聴器の中で、もっとも小型なのがIIC(Invisible-In-the Canal)タイプ、次に小型なのがCIC (Completely-In-Canal)タイプです。IICタイプは小指の爪ほどの大きさしかなく、外からはまったくと言っていいほど見えません。CICタイプはIICに比べるとほんの少し大きくはなりますが、それでも外からはほとんど見えないサイズ感。IICタイプ、CICタイプは、補聴器を目立たせたくないという人に特におすすめです。また、この2タイプは超小型のため、耳の奥の深いところに置くことができます。すなわち、鼓膜面に近いところで音が出せるので、音質が良いという利点もあります。

しかし一方で、弱点もあります。IIC・CICタイプは本体がとても小さい分、電池のサイズも同様にかなり小さくなります。そのため、電池の全体的な容量も比較的少なめで、ほかのタイプの補聴器に比べると電池の消耗が早く、頻繁に電池交換をしなければなりません。加えて、電池も直径数ミリほどしかない、きわめて小さいものなので、手先の非常に細かい作業が必要になってきます。手先の不器用な人や、小さいものが見えにくいといった人には、このタイプはあまりおすすめしません。
また、充電タイプの補聴器は大変便利ですが、まだこのサイズではシグニア以外はどのメーカーも発売はしていません。(シグニアの耳穴補聴器シルクIXはこちら)

前述の2タイプより少し大きめサイズのITC (In-The-Canal)タイプ・ITE(In-The-Ear)タイプは、小型タイプに比べて操作が各段にしやすいのが特徴です。

また、高度・重度難聴などIICタイプ・CICタイプでは対応できないこともある、重い難聴レベルに対しても対応可能であることが多く、より幅広い人に適していると言えます。

さらに、耳あな型のなかで一番大きいサイズのITEは、耳の穴のくぼみ全体におさまるフルシェルタイプと耳の穴のくぼみの半分くらいにおさまるハーフシェルタイプを選ぶこともできます。

このタイプの耳あな型補聴器は、小さいものに比べると若干目立ちやすくはなりますが、同時に電池のサイズも大きくなるため、電池交換などはしやすいです。また、音量調整やプログラム切り替えなどがワンタッチで簡単に行えるボタンが本体についているなど、操作性の高さは魅力的です。


小型補聴器、試してみませんか?/

東京・池袋の補聴器「うぐいす補聴器」は、在籍するスタッフ全員が認定補聴器技能者の資格を有する専門家。一人ひとりのお悩みに合わせて最適な補聴器をご提案いたします。また当店は、小型補聴器を含む数百種類の補聴器を常時取り揃えており、必要に応じて比較試聴も可能です。ご相談やご試聴は無料。是非お気軽にお問い合わせください。

小型補聴器の値段相場は?それぞれの価格の違いはなに?

ここまで、耳あな型補聴器について詳しく説明してきましたが、気になるのはやはりそのお値段ではないでしょうか。

一般的に、耳あな型補聴器は10万円前後~60万円以上と、幅広い価格帯のものが流通しています。

実は補聴器は、形状やサイズによる大きな値段の差はありません。価格帯の幅が広いのは、機能、性能においてさらに細かいランク分けがあるためです。

補聴器の値段は、性能や機能によって大きく異なり、中には100万円を超える高額な補聴器も存在します。高い補聴器は、より高性能なマイクやデジタル信号処理機能を搭載しており、よりなめらかな音が手に入ります。自動調整機能やワイヤレス接続機能など、便利な機能がたくさん搭載されていることも高額な理由のひとつです。

しかし注意したいのが、必ずしも高い補聴器が自分に合っているわけではない、ということ。
たとえば、自宅で過ごすことが多く、決まった家族との会話がメインだという人と、現役でバリバリお仕事をしていて会議などが多いというアクティブ派の人とでは、聞きたい音や使いたいシーンは大きく変わるはずです。どういう音が聞きたいか、どんなときに不便を感じているのか、一人ひとりのニーズを突き詰めていくと、高いランクでなくとも十分に使える場合もあるのです。

自分に合うものはどうやって選ぶ?

補聴器を選ぶ際に重要なのは、自分の聴力レベルや生活スタイルに合ったものを選ぶことです。このとき、口コミを参考にしたり、周りの人の意見まかせで選んでしまうのは、あまりおすすめできません。

補聴器は、メーカーやモデルによって音質も機能も全く異なります。音の好みや着け心地の感じ方には個人差があるので、口コミの良い製品が必ずしも自分にも合うとは限らないのです。

そのたね、医療機関や補聴器専門店など、専門家と念入りに相談を行い、自分の聞こえやライフスタイルにぴったりと合う補聴器を選ぶことが大切です。

【2024最新】専門家おすすめ!目立たない小型補聴器3選

昨今の小型補聴器は、目立たないだけでなく、多くの最新技術を搭載しています。中でも、補聴器専門家である筆者が本気でおすすめする、最新の優秀な補聴器は、この3器種。

  • 充電式の極小補聴器:シグニア/シルクIX
  • 選べるサイズ感:オーティコン/オウン
  • AI搭載の最高級補聴器:スターキー/ジェネシス

なお、上記3つの補聴器はすべて当店でも取り扱っておりますので、気になるものがあれば是非お気軽にお問い合わせください。

シグニアから発売されたばかりのシルクIXは、世界初、充電式の超小型補聴器

これまでの超小型補聴器はすべてが電池式でした。補聴器が小さくなればなるほど電池のサイズも小さくなるため、手先の不器用な人たちからはこのタイプはずっと敬遠されてきました。しかし、今回新たに発表されたシルクIXは、電池のいらない充電式。多くの人にとって使い勝手が良くなったことは言うまでもありません。

また、シルクIXには世界初のシグニア新技術・ロックオン機能が搭載されています。騒がしい環境下や相手が動き回っていても、会話の声を的確に捉えて常に追いかけます。これにより、リアルタイムの会話がより聞き取りやすく、聞こえがより明瞭になりました。

さらにシルクIXは、耳あな型補聴器の中ではめずらしい既製品タイプ。耳の型を取ってから製作するオーダーメイドタイプのように製作期間を要することもないので、気軽に試せるのも魅力です。

オーティコンの耳あな型補聴器・オウンは、選べるサイズが豊富だと好評です。ひとつひとつオーダーメイドで製作するので、自分の耳にしっかりとフィットし、より臨場感のあるクリアな音が得られます。

この補聴器には、オーティコンの誇るサウンド技術「モアサウンド・インテリジェンス」が搭載されています。捉えた音を最適化し、一つ一つの音にコントラストを持たせることで、より自然な音の情景を叶えます。

さらにこのオウンには、高度な人工知能・DNN(ディープ・ニューラル・ネットワーク)も搭載されています。このDNNは、周囲の音環境やその変化を詳細に認識し、脳に理想的な聞こえを届けるためにはどう対処すべきかを学習している高機能なAI。どんな環境にいても、音の全体像を捉えて聞きたい音・聞きたくない音をしっかり判別し、バランスの取れた音の情景を脳まで届けてくれます。これは、脳から聞こえを考える「ブレイン・ヒアリング」を提唱しつづけ、脳と聞こえの関係を研究し続けるオーティコンならではの機能だと言えます。

スターキーの耳あな型補聴器・ジェネシスは、今年発売されたばかりの最新AI補聴器。搭載された高品質なAIが、毎時8,000万回もの自動調整を行い、常に「人間の聴覚を模範した音質」を届けます。

また、専用アプリを入手すれば、スマホから簡単にモードや音量の調節も可能。そのほか、離れた場所にいる家族が健康状態をモニタリングできる「みまもり機能」を備えているなど、補聴器の枠を超えた便利な使い方ができるのが特徴です。

さらにこのジェネシスは、国際的な高い基準をクリアした防水性能も持ち合わせています。汗をかく季節や雨の日でも、気にせずアクティブに使えるのはうれしいポイントですよね。

補聴器はかならず購入前に「試聴」をしましょう

補聴器は、聴力を改善し生活の質を向上させる貴重なアイテムですが、器種によって音質や装着感は全く異なります。自分が一番快適に使えるものを選ぶために、補聴器は必ず事前に試聴してから購入しましょう。多くの補聴器販売店は無料で試聴サービスを提供しています。

また、試聴してみて「よく聞こえる」と思った補聴器でも、ほかのものを試聴してみたら「こっちのほうがもっと良い!」と感じることもあります。自分にぴったり合う補聴器をお探しなら、できれば様々なメーカーや複数のモデルを聞き比べられるのが理想でしょう。

試聴して感じたことや、本体価格、アフターサービスなどを比較検討し、自分に最適な1台を選んでくださいね。

見えない補聴器のお試しなら、東京・池袋の「うぐいす補聴器」へ

初めての補聴器を購入するときは、わからないことだらけで戸惑ってしまう人も多いことでしょう。「補聴器はできるだけ目立たせたくないけれど、実際にどんな器種を選べば良いのかさっぱりわからない」というお悩みがあるのではないでしょうか?

東京・池袋の補聴器専門店「うぐいす補聴器」は、在籍するスタッフ全員が認定補聴器技能者の資格を有する”補聴器の専門家”。補聴器の選び方や、購入時に使える公的福祉制度などにも詳しく、どんな小さなお悩みにも丁寧に対応いたします。

また、当店は複数メーカー・数百種類の補聴器を常時取り揃えており、必要に応じてご試聴やレンタルも行っております。ご相談や試聴は無料。ぜひお気軽にお問合せください。

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