補聴器の耳垢防止フィルター交換、本人ができなくても大丈夫?専門家が「生活環境」まで調整する理由とは【池袋の認定補聴器技能者が解説】

2026.08.12

こんにちは、池袋の補聴器専門店「うぐいす補聴器」です。 私たちは、全員が認定補聴器技能者の資格を持つ専門家集団です。今回は、補聴器の「耳垢防止フィルターの交換」についてお話しします。


聞こえでお悩みですか?/

「テレビの音が大きい」「呼びかけに気付かない」…それは加齢性難聴かもしれません。
うぐいす補聴器では、専門資格を持つスタッフが、聞こえや生活に合わせた補聴器をご提案します。

代表・田中智子

【この記事の監修者】
田中智子(認定補聴器技能者・うぐいす補聴器 代表取締役)

補聴器を「日常生活をポジティブに自分らしく過ごせるようになるためのツール」と捉え、補聴器専門店「うぐいす補聴器」を開業。以前は有名補聴器メーカーのマーケティング部に所属し、全国5000店舗へ補聴器販売の指導を実施した経歴を持つ。高齢者難聴を得意とし、地域住民への啓蒙活動、高齢者への補聴器の装用トレーニングなども実施している。

はじめに:補聴器の「納品」はスタート地点

補聴器をお渡し(納品)する日は、新しい聞こえの生活が始まる大切な日。しかし、ただ製品を渡して終わりではありません。今回は、納品に同行されたケアマネジャー様との会話から、私たちが大切にしている「メンテナンスの考え方」についてお話しします。

ケアマネジャー様が感じた「フィルター交換」の難しさ

先日、耳あな型補聴器を納品した際、同行してくださったケアマネジャー様がポロっとこうおっしゃいました。

「補聴器は耳にぴったりフィットして良いですね。でも、フィルター交換の作業がかなり細かくて……。本人が練習してできるようになればいいけれど、少し難しそうに見えました」

耳垢(耳あか)フィルターの交換は、細い専用のスティックを使って行う、非常に繊細な作業です。老眼が進んでいたり、手先の器用さに不安がある方にとっては、ハードルが高い場合も少なくありません。

 「耳垢が詰まると音が出ない」という現実

実は、補聴器のトラブルで最も多い原因の一つが「耳垢の詰まり」です。 フィルターが耳垢で塞がってしまうと、どれほど高機能な補聴器でも音が出なくなってしまいます。

では、作業が難しい方は補聴器を諦めなければならないのでしょうか? 私たちの答えは「いいえ」です。

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(日・月は定休日です)

貸出期間中に見極める「その人に最適な管理方法」

うぐいす補聴器では、購入前に3週間から1ヶ月ほど、お試しの補聴器を使っていただく期間があります。(購入決定までの貸出期間は1週間なのですが、購入決定後、新品の補聴器が届くまで1~2週間必要なため、合計で3週間ほど、お試しの補聴器を使っていただく期間があるのです)


この期間は、単に音に慣れるためだけのものではありません。

私たちは、返却された補聴器の状態をプロの目でチェックし、以下の判断をしています。

  • 耳垢がびっしり溜まる方: お掃除がこまめにできなければ、耳垢防止フィルターは2週間に1回程度の頻繁な交換が必要です。ご本人に無理をさせず、家族や施設のスタッフ様に協力をお願いできる「体制」を整えます。
  • 耳垢があまり溜まらない方: それほど神経質になる必要はありません。ご本人には「できなくても大丈夫」とお伝えし、半年に一度の点検時に私たちが交換を行います。

「音の調整」だけでなく「生活環境の調整」を

私たちが提供しているのは、単なる音の調整だけではありません。

  • その方の耳垢の溜まり具合はどうか?
  • 手先の器用さや、手順を覚えられるか?
  • 掃除がこまめにできるか?
  • 周りに協力してくれる人はいるか?(家族、施設の体制など)

これらを総合的に判断し、「その方がストレスなく補聴器を使い続けられる環境」を丸ごとデザインするのが、うぐいす補聴器の役目です。

まとめ:安心して使い続けるために

補聴器は「生活で本当に使える」ことが何より大切です。 メンテナンスに不安があるのは当たり前。だからこそ、私たち専門家がお客様の生活背景まで踏み込んでサポートいたします。

お一人おひとりに寄り添ったカウンセリングを行っています。補聴器の管理に不安をお持ちの方も、ぜひ一度ご相談ください。

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