補聴器のメーカーご紹介

2021.07.07

突然ですが、皆様はどこのメーカーの洗濯機を使っていますか?冷蔵庫は?スマートフォンはどこのでしょう。
電子機器は、特長や性能がメーカーによって少しずつ異なるものがありますね。たくさんの種類の中から「どれにしようかな」と考え選ぶとき、“製品のメーカー”がチェックポイントになることも、あるのではないでしょうか。
補聴器も、国内・国外に複数のメーカーがあります。音質や使い心地など、メーカーによって特長が異なってくるものもあります。
そこで今回は、補聴器を取り扱っているメーカーを、一覧にしてご紹介いたします。

☆どのメーカーのものにするか、どれがご自身に合っているか等については、是非うぐいす補聴器にご相談ください。
 様々な観点からお話を伺い、一人一人に合った補聴器をご提案いたします。
 補聴器を実際につけて試聴していただくことも可能です。
 皆様に合うものを一緒に吟味させていただきますので、納得のいくものを探しましょう。
☆説明に関して、専門的な言葉や、聴き馴染みのない名前もあると思います。
 何か気になることや分からないことがある場合は、いつでもお気軽にお問い合わせください。

【メーカー一覧】
①補聴器工業会加盟メーカー
・オーティコン
・フォナック
・シグニア(旧:シーメンス)
・GNリサウンド
・スターキー
・リオネット
・ワイデックス
・NJH(ベルトーン、ユニトロン)
・コルチトーン(レクストン)
・マキチエ
・パナソニック
②補聴器工業会非加盟のメーカー
・フィリップス
・ミミー電子
・ニコン
・オムロン
・オンキヨー
・コストコ
・パリミキ

うぐいす補聴器で行っているサポートについて、表にしてまとめてみました。
メーカーの特長と合わせて、ご参考になれば幸いです。

 オーティコンフォナックシグニアGNリサウンドスターキーリオネットワイデックスベルトーンユニトロンコルチトーンパナソニックマキチエその他
動作確認
クリーニング
装用効果測定
音量・音質の調整×
修理受付
試聴・レンタル×××
◎:当日対応可能です。
〇:ご用意に数日かかる場合があります。
△:一部対応可能な場合がありますのでご相談ください。
×:原則的に対応できません。

うぐいす補聴器では、国内外全てのメーカーの補聴器の動作確認、クリーニング、装用効果測定を実施いたします。
ご使用されている補聴器がある場合はご連絡ください。
また、試聴・レンタルを希望される補聴器がありましたら、予めご相談ください。

それぞれのメーカーについて、少し詳しくご紹介いたします。

オーティコン
デンマーク発祥の補聴器メーカーです。
「難聴者を中心に考え、聞こえに悩む人々の人生を変えるために、最先端の技術を提供し続ける」という「Life-changing technology」という理念のもと、小児から大人までの聞こえの悩みを持つあらゆる人々の人生豊かにしていくことに取り組んでいます。

特に「自然な聞こえ」を追求して補聴器の研究・開発を行っており、人が音を聞くときに脳で起きている働きに注目したブレインヒアリングテクノロジーは、「音の情景の全体像を捉える働き」と「興味のある音や注意を向けたい音に集中する働き」の両方が適切に作用するような「聞こえ」を目指しています。ディープニューラルネットワークと呼ばれる人工知能(AI)が学習した1200万以上に及ぶ360度方向の音を、より自然な聞こえとしてユーザーに届けられるように分析・処理を行っています。

   

フォナック
スイス発祥の補聴器メーカーです。
聞きたい音(言葉や信号音など)と聞きたくない音(騒音など)のバランスを整えることで、ユーザーのコミュニケーションの改善の実現に注力した製品開発に取り組んでいます。日常には多種多様な音が溢れておりますが、フォナックは「聞き取り努力の低減」を提供するために、補聴器ユーザーがいる環境の騒音や会話音を自動で調整する「オートセンスOS」機能などが特徴的です。

通常、補聴器の聴取距離は2メートル前後と言われていますが、授業、会議、講演会などでの聞き取りを改善するために、補聴援助システム「ロジャー」を開発しています。難聴を持つ補聴器ユーザーだけではなく、聴覚情報処理障害(APD)などで聞きづらさの困りごとを持つ方々へ向けた製品やサービスも充実しています。

   

シグニア(旧:シーメンス)
ドイツ発祥の補聴器メーカーで、前身は半導体の製造などで知られる「シーメンス」の補聴器部門です。現在は、WSオージオロジー社の傘下となり、シンガポールに本社を置いています。
補聴器の常識を変えるような技術革新で人々のパフォーマンスの向上を目指しています。ユーザーの周囲の音情報を感知する超広角センサーと、ユーザー自身の状態を感知するモーションセンサーの二つを組み合わせた「Xセンサー」は、どこにいても、何をしていても、最適な音を届けられるよう、最大100シーンに自動対応しています。

スリムでスタイリッシュな形状の「SlimRIC型」、装着しやすく着け心地を重視した「COOL」、小型でフルデジタルな既成耳あな型補聴器「Silk」など、外見や形状に特徴を持つラインナップも豊富です。

   

GNリサウンド
デンマークの補聴器メーカーです。
GNグループは補聴器事業の「リサウンド」のほかに、ヘッドホン事業の「ジャブラ」を中核に持ち、補聴医学以外の観点での音響に対する研究開発に取り組んでいます。

一般的な耳掛け型補聴器も本体内に最大2つの集音マイクが搭載されていますが、「3+3マイク集音」は3つ目のマイクを耳の穴の中に設置させるため、音の方向感や距離感をより正確に捉えさせ、より自然な音質を聞かせられるようになりました。「外マイク耳あな型」補聴器は、耳たぶの溝にマイクを設置させることで、耳本来の集音機能を活かすことで聞き取りを自然に近づけます。
また、オーダーメイド補聴器を使用する場合、耳の形状が変化すると補聴器を適切に装用することができなくなることがありますが、「ずっと再作保証」適用の補聴器なら、該当器種対応期間中は何度でも無料で形状再作製が可能です。

   

スターキー
アメリカの補聴器メーカーです。
もともとは補聴器の修理業として設立されました。超小型のオーダーメイド耳あな型補聴器などを取り扱っており、オーダーメイド補聴器のパイオニアとして世界の補聴器市場をリードし続けています。

「きこえ」の健康は心身の健康や人生の幸福感に結びつくとの考えに基づき、「聴覚ヘルスケアカンパニー」として、より良い「きこえ」による、より良い人生をユーザーに提供することを目指しています。
近年はウェアラブル端末やスマートウォッチなどを手首や足首に取り付けて、運動量等を日常的に管理する人が増えていますが、スターキーの「リビオAI」なら、耳に着けるヘルスサポート端末としても機能し、心拍数の変化、一日の歩数や運動量、補聴器を使用している環境などの記録や分析も可能です。

   

リオネット
日本の補聴器メーカーです。
海外の主要メーカーは音質や補聴効果に注目して製品開発を行っていますが、リオネットはユーザビリティやアクセシビリティに注力しています。フランチャイズ展開によるリオネット専門店の販売網は国内最大規模であり、市外や県外に引っ越した場合でも継続的なフォローを受けやすいでしょう。

補聴器を使用するときは電池の裏表を正しい向きで入れなくてはなりませんが、どちら向きで電池を入れても正常に動作する「おまかせ回路」をほとんどの器種に搭載しています。そのほかにも、入浴やプールなどでも使用可能な防水型補聴器、空気電池と充電池の両方を使うことができるハイブリット式充電システムなど、独自の設計を持つ補聴器もラインナップされています。
また、聞こえの困りごとを持つ20歳以下の方を対象とした「ほちょうき購入サポート」は、高度難聴対応耳掛け型補聴器の全器種を5万円弱で購入することが可能であり、教育の機会補償にも力を入れているようです。

   

ワイデックス
デンマーク発祥の補聴器メーカーですが、WSオージオロジー社の傘下となり、現在はシンガポールに本社を置いています。
「音を補う」こと以上に、「人生を楽しく、快適にする」ことを追求する開発理念のもと、会話音のみの聞き取りを補うのではなく、街中や自然の中などあらゆる音をありのままに再現する「ナチュラルサウンド」の音質で、人々の暮らしの質の向上に取り組んでいます。マイクから集音した音の増幅に必要な時間を超高速化させることで、補聴器特有の人工的な機械音をできる限り低減させた「ピュアサウンド」は、難聴の程度が軽い方ほど自然な聞き取りを実感しやすくなります。
また、ワイデックスの補聴器は特に小さな音を集音する感度が高い器種が多いので、生活の中のわずかな音もできるだけ聞き取りたい、という要望にも応えやすいことが特徴です。

   

NJH(ベルトーン、ユニトロン)
日本国内に本社を持つ補聴器メーカーで、GNグループの「ベルトーン」、ソノヴァグループの「ユニトロン」、これらの日本販売代理契約を担っています。
ベルトーンはリサウンドと、ユニトロンはフォナックと比べ、それぞれ機能上の特長に大きな差はないようです。
日本国内に3か所の補聴器工場を所有しているため、イヤーモールドやオーダーメイド補聴器については、日本人の耳が持つ特長に合わせた形状作成のノウハウが豊富であるとされています。

   

コルチトーン(レクストン)
日本発祥の補聴器メーカーです。
デジタル式補聴器が市場の中心となりつつある現在において、自社製のアナログ型補聴器のラインナップを複数揃えています。デジタル式補聴器では効果が出せず、補聴器相談医からもアナログ型補聴器の使用を指定されている場合などは、コルチトーンの補聴器を試してみると良いでしょう。
全製品が日本国産というわけではなく、耳かけ型補聴器や耳あな型補聴器の大半はWSオージオロジー傘下のレクストン社製補聴器であり、機能上の特長はシグニアの補聴器と同様のようです。

   

マキチエ
日本の補聴器メーカーです。
ほとんどの補聴器メーカーは製品の大半を社外の補聴器販売店に卸売りしていますが、マキチエは主に自社でエンドユーザーに販売を行っています。全国の耳鼻咽喉科と連携した補聴器外来に販路を注力していることが特徴的です。
補聴器装用において医師との連携は特に重要視されており、特に耳鳴り治療機能は医師による指示が絶対不可欠となっています。自分に合った補聴器を自分で見つけることが大変そうという方、補聴器店に行っても迷ってしまいそうという方は、信頼しているかかりつけの医師の指示のもとで補聴器を選べると安心できるでしょう。

   

パナソニック
家電メーカーとして知られているパナソニックのグループ会社である、パナソニック補聴器。日本の補聴器メーカーです。
現在の主要な販路は、パナソニック製品を取り扱う家電店が中心となっているようです。2021年時点において、耳掛け型補聴器、耳あな型補聴器、ポケット型補聴器に非接触式充電補聴器をラインナップしている唯一のメーカーです。特に充電式ポケット型補聴器は、左右の聴力に合わせた音を左右それぞれに設定することが可能です。1台で同時に、両耳に、適切に使用できる補聴器は、補聴器工業会加盟メーカーの中ではパナソニック補聴器に限ります。

   

   

参考までに、補聴器工業会非加盟の主なメーカーについても簡単にご紹介いたします。

フィリップス
ヘルス機器メーカーとして知られていますが、補聴器事業にも参入しており、2020年にオーティコンを傘下にするデマントとライセンス契約を締結しました。
現時点ではオーティコン補聴器と機能上の特長に大きな差はありません。

   

ミミー電子
日本の補聴器メーカーですが、販路は極めて小さいため、見かける機会や試聴する機会はあまり多くはないでしょう。

   

ニコン
カメラで知られる日本のメーカーです。補聴器事業は主にメガネレンズを取り扱うニコン・エシロールが行っています。
補聴器は他社製造品のOEM提供を受けており、メガネ店を中心に販売が行われています。

    

オムロン
体温計や血圧計などの医療機器メーカーですが、補聴器の取り扱いも行っています。
自社製造ではなく他社からOEM提供を受けているようです。

   

オンキヨー
音響機器メーカーです。補聴器の取り扱いを行っていますが、他社製品のOEMのようです。

   

大手会員制スーパーのコストコの自社ブランド補聴器「カークランドシグネチャー」
大手メガネチェーンのパリミキの自社ブランド補聴器「らくみみ」
こちらの2つも他社からOEM提供品を受けているようです。

たくさんのメーカーがありましたね。それぞれのメーカーの中でさらに細分化され、様々な種類の補聴器があります。
どのメーカーも、そして私たちうぐいす補聴器も、「皆様のより良い生活のために」という気持ちは、同じなのではないかと思います。
レンタルもできますので、お気軽にうぐいす補聴器へお問合せください。→お問合せはこちら