【専門家監修】集音器と補聴器の違いとは?5つの視点で詳しく解説

2026.04.02
「補聴器、集音器の違いを解説」という文字。背景には補聴器を持つ手のアップ

聞こえをサポートする機器には「補聴器」と「集音器」の2種類があります。この2つは見た目こそよく似ているのですが、機能や特徴には大きな違いがあります。本記事では、そんな補聴器と集音器の特徴などについて詳しく解説します。自身の聞こえに最適なものを選ぶために、ぜひこの記事をチェックしてくださいね。


聞こえでお悩みですか?/

「テレビの音が大きいと言われた」「インターホンや家族の呼びかけに気付かなかった」・・。
年齢とともに聞こえが悪くなっていく加齢性難聴は、補聴器を適切に使用することで改善させられることが多いです。しかしながら、補聴器って種類が多いし、値段もピンキリ。自分に合う補聴器はどんなものなのか、探すだけで骨の折れる作業ですよね。
うぐいす補聴器は、スタッフ全員が専門資格を有する「聞こえの専門家」。おひとりおひとりの聞こえやライフスタイルに合わせた補聴器のご提案が可能です。資料請求やご相談は無料。ぜひお気軽にお問い合わせください。

うぐいす補聴器代表・田中の写真

【この記事の監修者】
田中智子(認定補聴器技能者・うぐいす補聴器 代表取締役)

補聴器を「日常生活をポジティブに自分らしく過ごせるようになるためのツール」と捉え、補聴器専門店「うぐいす補聴器」を開業。以前は有名補聴器メーカーのマーケティング部に所属し、全国5000店舗へ補聴器販売の指導を実施した経歴を持つ。高齢者難聴を得意とし、地域住民への啓蒙活動、高齢者への補聴器の装用トレーニングなども実施している。

「集音器」と「補聴器」の違い

ケースに入った補聴器が並んでいる

集音器と補聴器の違いは、次の5項目にあります。

  • カテゴリーの違い
  • 機能の違い
  • 価格の違い
  • 販売方法の違い
  • アフターサービスの違い

どんな違いがあるのか、次で詳しく解説していきます。

緑地に文字「補聴器→医療機器」「集音器→家電製品」

あまり知られていませんが、「医療機器」のカテゴリーで販売されているのは、補聴器だけ。見た目や使用目的はよく似ていますが、集音器は「家電」に分類されます。

医療機器は、厳しい基準をクリアしており、安全性や効果においてもしっかりとテストされています。信頼性の高さを重視するなら、医療機器である補聴器が安心でしょう。

Aさんの聴力を表したオージオグラムの表(高音が聞こえにくい)

集音器と補聴器の違いには、機能面もあります。上記Aさんの聴力を例に見ていきましょう。

これは、オージオグラムと呼ばれる表(聴力測定の結果表)で、縦軸が音の大きさ、横軸が音の高さを表します。中央部の青い線がAさんの聴力を表し、線から上の部分は聞こえていないことになります。

集音器も補聴器も、ともに音を増幅させる機器ではありますが、音を一律で大きくするのが集音器大きくする音を選べるのが補聴器になります。

朱恩気の場合、オージオグラムの線が一定に上がる
補聴器の場合、特に聞こえずらい音だけを大きくする

集音器で一律に音を大きくすると、聞こえている音域はさらに大きくなってうるさく、聞こえない音域は聞こえないままという問題が起こってしまう可能性が高いです。その点、補聴器に関しては、使う人の聴力に合わせて大きくする音をカスタマイズできます。調整は補聴器に精通した専門家が伴走するので、初めての補聴器でも安心して使い始められます。

天秤に「集音器¥10,000」と「補聴器¥200,000」が載っている。補聴器のほうが重い

集音器と補聴器では、価格帯にも大きな差があります。

たとえば、「家電製品」に分類される集音器は、数千円~数万円で手に入ります。テレビ通販などでもよく目にしますから、購入の気軽さは格別でしょう。

一方、補聴器は、安いものでも数万円~十数万円は覚悟しなければなりません、そのぶん、「医療機器」ですから機能性は高いですし、保証も手厚く長く使えます。

女性スタッフの接客風景

集音器と補聴器には、販売方法の違いもあります。

先にも書いた通り集音器は「家電」の扱いとなりますから、家電量販店やテレビ通販などでも気軽に購入できるのが特徴です。

一方の補聴器は「医療機器」ですから、販売方法やその後のケアにも明確なルールが設けられています。原則は専門家が対面で販売を行い、購入後も定期的な個別調整を行います。集音器は購入後のサポートや個別調整には対応していないので、安心感を重視するなら補聴器がおすすめです。

聴力測定の結果が表示されたスマホと書類とペン

補聴器にしろ集音器にしろ、購入後すぐに聞こえやすくなるわけではありません。長年聞こえていなかった音が急に入ってくるわけですから、最初は「うるさい」と感じるかもしれません。

大切なのは毎日少しずつでも装着して音に「慣れていくこと」。補聴器なら、専門家が少しずつ音を大きく調整し、補聴器に慣れてゆくトレーニングに伴走してくれます。

集音器のメリット集音器のデメリット
‣安価で手に入る
‣通販番組やネットなどで気軽に買いやすい

・使う人に合わせた音の調整はできない
・安全性や効果についての明確な基準がないため、使い続けることによる安全性が保証されていない
補聴器のメリット補聴器のデメリット
•    その人の聞こえに合わせて細かい調整ができる
•    周囲の音を分析し雑音を軽減するなど非常に高度な機能を持つ
•    音質が良い
•    明確な安全基準があり安心して使える
• 集音器よりも高額
• 補聴器の音に慣れるまで一定の時間がかかる(専門家との調整やトレーニングを続ける必要がある)

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(日・月は定休日です)

おすすめはカスタマイズが可能な「補聴器」

女性の手元画像に文字「専門家のオススメはやっぱり補聴器!」

ここまで、集音器と補聴器の違いについて、さまざまな視点で解説しました。それぞれにメリット・デメリットは存在しますが、機能面や安心感を考慮するとおすすめはやはり「補聴器」です。

当店にいらしたBさんの例を見てみましょう。

Aさんの事例

Bさん

「よく聞こえる!」とテレビCMで見かけて、集音器をこれまで何台も試しました。数千円~数万円と値段も手頃で、はじめやすかったのもあります。

でもどれを試しても集音器では聞こえが改善せず・・。何台も購入して結局お金もたくさんかかりました。

Bさんのように、「何台も集音器を試したけど、聞こえやすくならなかった」というご相談は、当店にも頻繁に寄せられます。もちろん、中には集音器が合う人も居るかも知れませんが、何台も試してダメでは時間もお金も非常にもったいないです。

自分の聴力にカスタマイズできて、かつ専門家が伴走してくれる、「補聴器」を選ぶ方が近道である場合もあります。補聴器がおすすめな理由は、そのほかにも。

補聴器には、購入前に試聴ができるというメリットがあります。補聴器は現在、複数のメーカーから発売されており、国内に流通している機種はおよそ数百種類にものぼるといわれています。それぞれのメーカーによって力を入れている機能や音質には違いがあり、音質の好みや着け心地も個人差が大きいですから、口コミなどに頼りすぎずご自身の耳で試聴することが大切です。補聴器店ではほとんどのお店が試聴サービスを提供しているので、購入前にぜひいろいろな機種を試してみてください。実際に試聴してみることで、自分の耳にはどんな補聴器が合うのかを体感できます。

1度購入して完結する集音器とは異なり、補聴器は購入後も定期的なメンテナンスや調整が必要になります。あまり知られていませんが、補聴器は購入したあとに音に慣れていくためのトレーニング期間を要します。この期間には、補聴器の専門家が何度も音の調整を行い、一人ひとりの聞こえに合わせた音づくりを行います。そうしたトレーニングを続けることで、補聴器を装着した状態で一番ベストな音が手に入り、いつしか補聴器が身体の一部のようになっていくのです。

集音器と補聴器で迷ったら、うぐいす補聴器へご相談ください

「東京・池袋の補聴器専門店 うぐいす補聴器 」の文字と代表・田中の写真

集音器と補聴器のどちらを購入するべきか迷っているなら、一度当店にいらっしゃいませんか?補聴器と集音器の違いについて詳しくご説明できるのはもちろん、ご希望があれば聴力の測定や補聴器のご試聴も可能です。ご相談や試聴はもちろん無料。是非お気軽にお問い合わせください。
(集音器の試し聞きはできません)

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