「今のところ難聴の可能性は低いです」と表示された方

「今のところ難聴の可能性は低いです」と表示された方

難聴の可能性は低いなら大丈夫?

チェックリストで「ときどき」の項目が1つから4つ当てはまった方、もしくは「はい」が1つから2つ当てはまった方は、「難聴の可能性は低い」という結果が表示されます。この結果が該当した方は、健康診断の聴力判定では「異常なし」とされることが多いようです。

近年では、「隠れ難聴」についても知られ始めています。標準的な聴力検査では正常値であり、本人も聞こえにくさの自覚がないにも関わらず、聴覚機能が低下している状態を指して使われることが多いようです。普段は自覚症状がなくとも、改めてチェックリストを用いて日常生活の振り返りを行うと、「ときどき」あるいは「はい」に当てはまる項目も見つかるかもしれません。

難聴以外でも聞こえにくくなる?

また、「聞こえづらさ」を感じる原因は必ずしも「難聴」だけとは限りません。

過労や心労などの心身のストレスがあるとき、発熱や風邪など体調不良のとき、運動不足や食生活の乱れなどにより生活習慣が悪化しているとき、過度に体重が増減したときなどにも起こり得るようです。

チェックリストでは、シーンごとに聞こえているかなどの「耳の機能」を単純に回答しているわけではなく、聞こえないことによる「困りごと」「悩み」「ストレス」「躊躇い」といった「心の状態」も回答してもらいました。難聴はコミュニケーションの障害にも結び付くため、「聞こえ」と「心」はお互いに影響し合うこともあるでしょう。

不安な場合は、ご相談ください

難聴以外の原因による聞きづらさを持つならば、まず行うべきことは補聴器を試すことではないでしょう。心理的なストレスに心当たりがあるなら心療内科や精神科、就業先の産業医等に相談されても良いでしょうが、まずは耳鼻咽喉科を受診されることをお勧めします。

医療機関への受診を躊躇われている方のご相談も、お気軽にお問い合わせください。

言語聴覚士や認定補聴器技能者といった「聞こえの専門家」が、今の聞こえの状態とコミュニケーションの困りごとを一緒に振り返ります。


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