補聴器の形

2023.01.29

補聴器の形

補聴器には様々な形状があり、環境や生活スタイルに応じて選ぶことが大切です。
一般的に多い補聴器の種類を紹介します。

耳あな型 

耳の穴に入れて使用するタイプの補聴器です。
お客様の耳の形状と聴力に合わせて製作されることが多いです。
補聴器のマイクが耳の穴の位置にあるため、自然に音をとらえることができ、聞こえを改善しやすいタイプになります。
耳の穴に入れるため、外から見えにくく目立たないですが、マイクとスピーカーの距離が近いためハウリングが起きやすいのが難点です。
ですが、オーダーメイドなど、耳の形に合わせて製作するとハウリングが音が漏れることもなく、抑制技術も向上しているので安心して使用することができます。

耳かけ型

耳にかけて使用するタイプの補聴器です。
操作が簡単で扱いやすいものが多いです。
多機能で、対応できる難聴レベルの幅も広いです。
ただ、汗の影響を受けてしまったり、メガネやマスクをかける場合には使用しにくい場合もあるので注意が必要です。
「耳かけは目立ちそう」というイメージを持っている方もいるかもしれませんが、最近では小型化が進んでおり、髪の毛で隠せてしまうほど小さいサイズの補聴器もあります。
カラーバリエーションも多く、おしゃれな物も増えており、生活スタイルに合わせて選ぶことができます。

RICタイプ

耳かけ型の中でも、レシーバー(音がでる部分)を耳あなの中に収めるタイプの補聴器です。
一見、耳かけタイプと似ているように見えますが、補聴器本体のマイクから細いワイヤーを通して、耳の穴の中にレシーバーを入れて、効率よく鼓膜へと音を届けることができるため、音質が良いのもポイントです。
また、耳を塞がないので、圧迫感や閉塞感も少なく、耳にかけるフックもかなり小さく目立ちにくいため比較的快適に使用することができます。