難聴の種類

2020.06.13

難聴の種類

難聴は大きく分けると

  • 伝音難聴
  • 感音難聴
  • 混合性難聴

の3つに分かれます。
この違いは、耳の器官のどこで異常が起こっているかによって分けることができます。
その違いをこれから説明していきます。

感音難聴

感音難聴は、音の情報が電気信号に変化して脳まで届く過程のうち、内耳以降(蝸牛と有毛細胞)が正常に機能しないために起こる難聴の種類です。
今日では、聴神経ではなく、内耳に原因があることが判明してきました。

難聴を早期に治療する必要がある理由のひとつに、内耳と聴神経がつながっていることが挙げられます。
音の刺激が内耳から聴神経に流れると、上流にあたる内耳から、下流にあたる聴神経に適切な信号を送る必要があります。

発症する原因は、大きく先天的と後天的の2つに分けられます。
先天的な主な原因は、遺伝性、胎児期の発達異常などが挙げられます。
一方で、出生後に発症する場合は、外傷や騒音、メニエール病、髄膜炎など様々な要因で発症することがあります。
また、加齢によって蝸牛の中にある有毛細胞がダメージを受けて減少したり、聴毛が抜け落ちるため、音を感知することが難しくなり、脳に音の情報をうまく送れなくなるため発症する場合もあります。

内耳は音の大きさと高さの知覚を鋭くする役割があると考えられているため、音の高さの区別が困難になります。
例えば、小さな音は聞こえないのに、大きな音はうるさく感じるなど、聞こえ方の幅が狭くなる、声は聞こえるが、何を言っているか聞き取りづらくなるなど、音の明瞭度が下がるというようなことが起こります。
多くの場合緩やかに進行するため、症状に気づきにくいという特徴もあります。
加齢性で発症する場合は、高い音から聞こえづらくなっていくのが特徴です。

伝音難聴

伝音難聴は、耳の外側、中耳の部分に異常が生じることによって起こる難聴の種類です。
音が神経部分と繋がっている内耳に到達できないために引き起こります。
物理的に空気の振動が阻止されるため、耳をふさいだ時のように音が聞こえるのが症状の特徴です。

原因としては、中耳炎や真珠腫などの外傷によるものや、先天的な中耳の奇形もあります。
日常的に気をつけた方が良いのが、鼓膜の外傷です。
気圧の変化、平手打ち、スポーツの最中でぶつかった、綿棒で直接力が加わってしまうなど、色々な状況が挙げられます。

あまり騒がしくない場所で、大きな声で話かけられれば、内容を聞き取ることができる場合もあります。
音を増幅させて補助することが多く、補聴器があれば効果的に聞き取るれる方が多いです。

混合性難聴

感音難聴と伝音難聴、両方の症状が見られる難聴の種類です。

音を伝える部分(鼓膜や耳小骨部分)と音を感じる部分(内耳、聴覚神経部分)どちらもが原因となって発症します。
原因としては、遺伝性、過度の騒音、特定の薬剤によって、そして加齢などが挙げられます。

感音難聴と伝音難聴、どちらかの要素の大きさによって聞こえ方の症状にも変化があり、上述した聞こえ方の特徴によって判断していきます。
そのため、回復に向けた治療や、補聴器の効果も大きく異なってきます。