【専門家が解説】聴力検査の結果表「オージオグラム」の見方と正常値

2026.04.29
聴力検査の結果表「オージオグラム」の画像と、それを指さす人、「聴力検査の正常値は?」の文字

健康診断や耳鼻科で受け取る「オージオグラム」という結果のグラフ。受け取ってはみたものの、見方がわからず不安な人も多いのではないでしょうか。本記事では、オージオグラムの見方や難聴のレベルについて、補聴器のプロがわかりやすく解説します。この記事を読むだけで自分の聴力が理解できますから、ぜひ最後までご覧ください。


聞こえでお悩みですか?/

「テレビの音が大きいと言われた」「インターホンや家族の呼びかけに気付かなかった」・・。
年齢とともに聞こえが悪くなっていく加齢性難聴は、補聴器を適切に使用することで改善させられることが多いです。しかしながら、補聴器って種類が多いし、値段もピンキリ。自分に合う補聴器はどんなものなのか、探すだけで骨の折れる作業ですよね。
うぐいす補聴器は、スタッフ全員が専門資格を有する「聞こえの専門家」。おひとりおひとりの聞こえやライフスタイルに合わせた補聴器のご提案が可能です。資料請求やご相談は無料。ぜひお気軽にお問い合わせください。

うぐいす補聴器代表・田中の写真

【この記事の監修者】
田中智子(認定補聴器技能者・うぐいす補聴器 代表取締役)

補聴器を「日常生活をポジティブに自分らしく過ごせるようになるためのツール」と捉え、補聴器専門店「うぐいす補聴器」を開業。以前は有名補聴器メーカーのマーケティング部に所属し、全国5000店舗へ補聴器販売の指導を実施した経歴を持つ。高齢者難聴を得意とし、地域住民への啓蒙活動、高齢者への補聴器の装用トレーニングなども実施している。

オージオグラムとは?見方は?

オージオグラムの画像、右側にマークの説明
オージオグラム

オージオグラムとは、音の聞き取り力を調べる「純音聴力測定」の結果表のことです。この測定では、「ピー」という音をさまざまな大きさや高さで聞き、それぞれの音の高さごとに「聞き取ることができた音量の最小値」を調べます。その結果を一覧として表にしたのが、オージオグラムと呼ばれる表です。


オージオグラムの縦軸と横軸に赤い囲い

オージオグラムの縦軸は音の大きさ横軸は音の高さを表します。

折れ線グラフのように印のついた箇所が、自分の聞こえの結果を表しています。

オージオグラムの画像、丸が右耳、バツが左耳という説明に赤い囲い

折れ線グラフが自分の聴力を表しますが、そのグラフは2本あると思います。

「〇」で表されるのが右耳、「×」で表されるのが左耳の聴力です。例えば、どちらか一方の耳だけ聞こえが悪くなっている場合2つのグラフには大きな幅が空きます。反対に、聞こえに左右差がないなら、ほとんど同じ位置に2つのマークがつくでしょう。これらのマークは、左右どちらの耳の聞こえがどのくらい悪くなっているか、調べるための重要な指標となります。

オージオグラムの画像、右向きマークが右耳、左向きマークが左耳という説明に赤い囲い

カギカッコのような形のマークは、骨導音での聞き取り結果を示します。

そもそも、音が耳に伝わる仕組みには、「気導音」「骨導音」という2つのルートがあります。気導音は音の振動が耳の穴を通って伝わるのに対して、骨導音は耳の穴を通らず、頭蓋骨などの骨の振動が内耳に届くことで聞こえる音です。

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聴力検査の正常値と難聴のレベル

聴力検査の正常値は、0~25dBだと言われています。このスペースにグラフがある場合は、今のところ聴力に異常はないとみて良いでしょう。また難聴にはレベルがあり、どのゾーンに結果が示されたかでおおよその難聴レベルがわかります。

軽度(25〜40dB)

26~40dBのあたりにグラフが付いた場合、軽度難聴の可能性があります。軽度難聴は、ささやき声や離れた距離での会話で聞き取りにくさを感じることがあり、日常生活において聞こえづらさはあまり目立たないために理解が得られにくいという問題があります。

中等度(41〜70dB)

41~70dBのあたりにグラフが付いたなら、中等度難聴の可能性があります。中等度難聴は、通常の会話に支障が出始めるレベルで、会話の中で聞き返しが増えたり、テレビの音が大きいという症状が目立ちます。補聴器で聞こえを補うことが有効である場合も多いので、早めにケアすることをおすすめします。

高度(71〜90dB)

71~90dBのあたりにグラフが付いた場合、高度難聴の可能性が高いです。高度難聴は、大きな音や声でないと届かず、日常生活に支障をきたすレベルです。周りの人も常に大きな声で発声しなければならず、当事者も支援者も負担が大きくなりがち。補聴器を活用するなどしてコミュニケーションの向上を目指したいです。

重度(91dB以上)

91dB以上の場所にグラフが付いたら重度難聴の可能性が高いです。重度難聴は、耳元での大きな音でも聞こえにくいことが多く、日常生活に大きな影響がります。国・自治体の制度で補聴器を支給してもらえることも多いので、躊躇せずに補聴器を使い始めましょう。

難聴の放置は危険!補聴器の使用を検討しませんか?

難聴が日常生活に支障をきたすようになっているのなら、ぜひ早めに補聴器を試してみてください。補聴器は、加齢性難聴にも有効だと言われており、個人差はあれど、聞こえの改善も多数報告されています。

補聴器は、ただ音を聞き取りやすくなるだけでなく、社会参加の意欲や、心理的安心感、思考の充実などにもつながります。聞こえにくさを感じたら、ぜひ早めの対処を心がけてください。

近年、加齢性の難聴は聞こえの不便さのみならず、認知症の発症にも大きく関係していることがわかってきました。つまり、加齢性難聴は認知症の危険因子であり、健康寿命そのものを縮めることにもなりかねないのです。元気に活き活きとした生活を長く送るためにも、加齢による聞こえづらさで生活に支障をきたすのであれば補聴器の使用を検討しましょう。

補聴器は、使う人に合わせて音を調整できる医療機器です。大きくする音を選べるのが特徴で、「聞こえている音域はあまり音を大きくせず、聞こえが悪い音域だけを特に大きくする」といった、個人個人のカスタマイズ性に優れています。

補聴器は現在、複数のメーカーから発売されており、国内に流通している機種はおよそ数百種類にものぼるといわれています。メーカーによって力を入れている機能や音質には違いがあり、自分に合うものを見つけるのは、大変な作業です。その点、専門家と一緒に選べば、お悩みのヒアリングや最適な補聴器の選定、アフターフォローまでまるっと伴走してもらえるので安心です。

補聴器の相談・お試しなら「うぐいす補聴器」へ

東京・池袋の補聴器専門店「うぐいす補聴器」の文字と代表田中の写真

補聴器の購入を検討し始めたら、一度当店にいらっしゃいませんか?最新の補聴器について詳しくご説明できるのはもちろん、ご希望があれば聴力の測定や補聴器のご試聴も可能です。ご相談や試聴はもちろん無料。お気軽にお問い合わせください。

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