3月3日はWHO(世界保健機構)と日本耳鼻咽喉科学会が定めた『耳の日』!! 耳の日の由来を紹介します!

2022.03.01

3月3日は『耳の日』とされており、例年、耳や聞こえに関する啓発活動やキャンペーンが広く催されます。

どうして3月3日が『耳の日』なのでしょうか。

WHOは2007年に開催された国際会議で3月3日を”World Hearing Day” として定めました。直訳すれば「国際聴覚の日」や「世界きこえの日」なのですが、日本では「世界耳の日」などと翻訳されています。

3月3日が『耳の日』とされているのは複数の由来があります。

グラハム・ベルの誕生日

電話の発明者であるアレクサンダー・グラハム・ベルは、アレクサンダー・メルヴィル・ベルとイライザ・グレイス・ベルの第2子として、1847年3月3日にスコットランドに誕生しました。父のメルヴィルは音声学者であり、母のイライザは聴覚障害者でした。また、グラハム・ベルの妻であるメイベルも聴覚障害者だったとの記録があります。

グラハム・ベルは、発明家としてだけではなく、ろう教育者としても活躍しました。
耳の聞こえ方を調べる検査に使われる「デシベル」という単位は、グラハム・ベルに由来しています。

ちなみに、グラハム・ベルが電話を発明したことをきっかけに、ドイツのベルナー・フォン・ジーメンスは難聴者用の電話を開発しており、これがシーメンス補聴器(現在のシグニア補聴器)の始まりだったとされています。

ヘレン・ケラーとアン・サリバンが出会った日

盲・聾・唖の三重苦を抱えたヘレン・ケラーですが、彼女の家庭教師であるアン・サリバンが初めて彼女と出会った日が1887年3月3日です。

実はこのエピソードにも、グラハム・ベルが関わっています。ろう教育者でもあったグラハム・ベルは、ヘレン・ケラーの父親から教育の相談を受け、家庭教師としてアン・サリバンを紹介しました。


3を「み」と読む語呂合わせ

日本では1956年に、日本耳鼻咽喉科学会によって3月3日を「耳の日」と定められましたが、これは三を「み」と読むことから、3が二つ並ぶ3月3日を耳に因んだ語呂合わせに由来しています。

3が耳の形に似ている

アラビア数字の「3」が人の耳の形に似ているということも、3月3日を『耳の日』と関連付けられて語られています。

日本では、WHOが定めた”World Hearing Day”よりも、半世紀以上も前に3月3日を『耳の日』と定めていました。「世界きこえの日」や「国際聴覚の日」と直訳せずに、敢えて「世界耳の日」としたのは、日本で「耳の日」が定着していたからだと考えられています。

毎年、3月ごろには多くの新聞や雑誌などで『耳の日』特集などが組まれるようです。少しだけ注意深く過ごしてみると、”耳ときこえの健康”の情報が目に入るかもしれません。

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