75歳男性のKさんに補聴器を納品しました。
Kさんは、外来通院が3年ほど前からできなくなり、訪問診療を受けられています。難聴は前々から気になっていたものの、なかなか補聴器を買うまで勇気がでず、周りも加齢に伴う難聴だろうということで、特に何も対処せずに過ごされておりました。今回、コロナ禍で給付金がでたことをきっかけに、補聴器を買ってみたらどうだろうか、と思い立ち、訪問診療中にお話がでて、当店にお声をかけていただきました。
耳鼻科の先生に診て頂き、今回は補装具での支給となりました。左耳のみ装用で、イヤーモールドを作製しました。
8月下旬ぐらいから補聴器を貸出しておりましたが、最近は表情がガラッと変わり、笑顔も見られ、ジョークも話されたりするようになりました。
ディサービスに週1回通われておりますが、今まではインストラクターの先生が前で体操の指示をするのが聞こえなくて楽しくなかったそうですが、最近は、指示がとても聞こえるので、体操を張り切って実施されているようです(張り切りすぎて疲れちゃうとも💦)
訪問看護さんも介入されておりますが、補聴器をつけるようになってから音が聞こえることに対して前向きな発言が増えたと教えてくださり、ご自身だけでなく、周りの方も補聴器をつけての変化を感じてくださっているようです。
補聴器は、ただ音が聞こえるようになるだけの道具ではありません。
会話を楽しんだり、もっと聞きたいと思えたり、明日会う人とどんな話をしようかと思いをめぐらせたりすることにつながるきっかけのツールです。
今回は、ケアマネージャー様に書類の御協力や、区の福祉課との調整、訪問診療・訪問看護チームとの報告のやりとりなど、連携も多分にさせていただいた症例になりました。
今後、医療・介護分野では、多職種連携は地域医療構想の要になってくると考えます。当店も多くの事業所さんと連携させていただき、患者さまに自分らしい生活を送っていただけるよう、今後も精一杯サポートしていきたいと思います。
補聴器ってどんなんだろう? ちょっと興味あるな、最近少し聞こえにくいんだけど…。
どんな小さなことでも大丈夫です。
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