せっかく補聴器を買ったのに聞こえない?理由は?対応策は?

2023.03.22

「補聴器を買ったのに、よく聞こえない」
「補聴器をつけているのに聞こえていないみたいだ」

そんなお声をよく聞きます。

補聴器は、つけてすぐ聞こえるようになるものではありません。

なぜでしょうか?(原因)

難聴になると、脳は、聞こえづらい状態に慣れてしまっています。
加齢性難聴の特長は徐々に聞こえが悪くなっていくからです。
その状態に慣れてしまっているので、急に音を入れると、脳がびっくりしてしまって、
「よく聞こえない」「雑音ばかりが聞こえる」という感想を抱いてしまうのです。

では、どうすればいいのでしょうか?(対策)

大事なのは2つです。
1つ目は専門家による調整、2つ目は補聴器の習慣化です。

まず1つ目の専門家による調整です。

多くのお店では、補聴器をつけている人に、「聞こえますか?」「うるさいですか?、うるさくないですか?」などと主観的な感想を聞いて調整することが多いです。
しかし、原因のところに書いたように、脳が聞こえない状態に慣れてしまっているので、主観的な感想に頼った調整では、聞こえるようになりません。
なので、当店では、客観的に数値で測って調整します。
言語聴覚士か認定補聴器技能者という専門の資格を持ったスタッフが、音が大きくなり過ぎないように、適切な音を、適切なタイミングで入れていきます。

2つ目は、補聴器をつける習慣化です。

始めはつらいかもしれませんが、4日~1週間くらいすると慣れてきます。
できれば、一日中、朝起きてから夜寝るまでつけてみましょう。
そうすることで、慣れるのが早くなります。
つけたりはずしたりすると、脳がどちらに合わせていいか分からなくて混乱します。(補聴器がない状態の音の刺激か、補聴器をつけて十分な音の刺激がある状態か、時間によってそれが異なってしまうと、どちらにチューニングしていいか分からなくなって、慣れるのが遅くなります)

つけ始めて最初の頃は、耳に異物が入っているように感じますし、自声が変に聞こえる、と言う方もいらっしゃいます。
でも多くの方は、一日中つけることで慣れていきます。
それが、補聴器をつけて会話が前より聞こえるようになる近道です。

うぐいす補聴器は、東京 池袋の補聴器専門店です。
「聞こえにくい」「補聴器を買ったのにうまく聞こえない」などの悩みに寄り添います。認定補聴器技能者・言語聴覚士在籍。補聴器の最後の砦になれるよう力を尽くします。各線池袋駅C6出口より徒歩4分。完全予約制。看板を大きく掲示してないので補聴器店に入っていることが気づかれにくいです。多数メーカお試しできます。
ぜひお気軽にお問合せください。