充電補聴器が便利です!

2021.04.16

ノートパソコン、スマートフォン、タブレット端末などなど…持ち運びできる電子機器は、多くが充電式のものです。
専用機器をコンセントに差し込んで充電します。
“持ち運んで使用する電子機器”である補聴器も、携帯電話のように充電タイプが主流になってきました。

<今までの電池>
補聴器の空気電池は、小さく持ち運びが簡単で気軽に交換できるものの、その性質により扱いが難しい場面もいくつかあります。

・つまみにくい
・シールを剥がしてから1分ほど待たないといけない
・温度や湿度によって電池の寿命が変動する
・電池寿命が数日~数週間程度である
・自治体のゴミ収集で捨てることができない

・つまみにくい
補聴器に使用されている空気亜鉛電池は、IICと呼ばれる小型の耳あな型で使用されているものでは、直径およそ5mm、厚みも3mm程度と非常に小さなものです。
厚みのない小さな円柱の形状で、全体的につるつるしており、側面は丸くなっているため、手先の器用な方であっても持ちづらさを感じることが多いでしょう。
家の中で落としてしまった場合、とうとう見つからなくなってしまうということも起こり得ますが、乳幼児やペットが誤飲してしまう心配もあります。
補聴器の電池を交換する際には、椅子に座り、テーブルの上で作業を行うことが望ましいでしょう。

・シールを剥がしてから1分ほど待たないといけない
空気亜鉛電池は、空気中の酸素と反応して電気を起こす仕組みになっています。
電池を使用する際はシールを剥がしてから1分ほど、空気に触れさせることが推奨されています。
また、一度シールを剥がしてしまうと、電池をまったく使用していなくても数週間程度で完全に放電されてしまいます。そのため、予めシールを剥がしておくということもできません。

・温度や湿度によって電池の寿命が変動する
空気亜鉛電池は、空気亜鉛電池は低温と乾燥には強くありません。また、石油ストーブなどの燃料式暖房器具を使用したり、換気をしなかったりすることで、室内の二酸化炭素濃度が上がると、電池が十分に空気と反応しなくなります。
そのため、冬季になると電池の寿命が夏季と比べて半分程度まで落ちてしまうこともあるようです。

・電池寿命が数日~数週間程度である
テレビやラジオなどの音声を出力する電子機器は電力を多く消費します。そのため、一般的には家庭用電源をコンセントから給電して使用することが多いようです。
例えば単四アルカリ電池1~2本を使用するポケットラジオなどは、連続使用時間は数十時間程度とされています。補聴器も同様に連続使用時間は数十時間程度です。小さな空気亜鉛電池を使用していることを考慮すれば補聴器は電池が長持ちする機器であるとも言えますが、数日から数週間ごとの電池交換を煩わしく感じられる方は少なくなく、電池寿命が短いという印象を受けやすいようです。

・自治体のゴミ収集で捨てられない
単三電池や単四電池、コイン電池などは、多くの自治体で家庭ゴミとして収集しています。しかし、補聴器用の空気亜鉛電池などのボタン電池は、収集していない自治体の方が多いです。使用済みのボタン電池は、電池を販売している店舗などに設置されている電池回収缶に入れなくてはなりません。電池回収缶の上部には電池1個分が入る小さな穴が開いており、テープなどで絶縁した電池を一個ずつ入れていかなくてはなりません。
日常的に使用するスーパーマーケット等に電池回収缶が設置されていればよいのですが、近隣に電池回収缶を設置している店舗等がないというケースも珍しくないようです。

<これからの電池=充電式>
ご自身で電池を交換する必要がありません。電池をつまむこともなく、季節によって電池寿命が変動することもありません。電池を捨てる手間もありません。電池交換式の補聴器にわずらわしさを感じられている方は、是非、充電式補聴器を検討してみてください。

充電タイプの補聴器なら、夜寝る前に補聴器を外したら、
専用の充電器に差し込むだけ!
朝、起きて顔を洗ったらつけましょう。



充電は大体1日中(メーカー発表:24時間)もちます。※使用状態により変動あり

ちなみにフル充電時間はおよそ3時間です。

3時間も待てないよ…と急いでいる場合でも安心です!
1時間の差し込みで約50%、30分間の差し込みで約25%充電されます。
その日その時の状況に応じて充電しましょう。

万が一の災害時にも、モバイルバッテリーがあれば安心です。
昨今、地震や豪雨などが発生した場合の避難生活に対して備えをされている方も多いと思います。
万が一の備えとして、充電式補聴器の場合は、スマホ用のモバイルバッテリーを準備しておけば安心です。最近の充電式の補聴器の給電方法は、スマホを充電する差し口と同じになっています。(Micro USB Type-B、USB Type-Cなど)
補聴器用電池の予備を持つのもよいですが、万が一電池がなくなった時にすぐに調達できるか不安ですね。避難物資の中に入っていればいいですが、そうもいかないかもしれません。しかし、充電式補聴器の場合は、スマホの充電ができる場所なら充電OK。スマホの充電は多くの避難所で用意されると思うので、その面でも安心です。

スマホ充電用のモバイルバッテリーで万が一の災害時も安心

見えにくくて細かい電池交換とはさようなら。充電補聴器でらくらく快適に過ごしましょう。

あなたのお悩み、お聞かせください。

1人で悩んでいたり、ご家族のことでお悩みがあれば、お気軽にお問合せください。うぐいす補聴器では無理に補聴器の購入を薦めるようなことはいたしません。スタッフ全員が言語聴覚士・認定補聴器技能者の補聴器の専門店です。聞こえのお悩みにじっくり向き合い、一番良い解決策を一緒に探します。

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