充電式補聴器

2023.01.29

充電式補聴器

通常の補聴器は、空気電池といって、とても小さな電池で動きます。
1シート8~10粒入っており、1つの補聴器に1粒使います。
電池の持ちは、5~13日程度です。

一方、最近は充電式の補聴器が充実しています。
携帯電話と同じように充電して使うタイプで、電池を購入する手間や小さな電池を交換する煩わしさから開放されます。

何年も前から充電式補聴器は存在していましたが、バッテリーの持ちが悪かったり、うまく充電器に差し込むことができず充電されていなかったりする、というデメリットがありました。
2018年ごろから、だんだん充電式の補聴器が実用に耐える程度になり、今では12時間以上のバッテリーの持ちはもちろん、充電器自体に電力を貯めるものも登場し、充電ケースを持ち歩くだけで2、3日は電源いらず、という製品も登場しています。

なにより、お年を重ねられている方が非常に小さな電池を交換するのは、とても大変なことです。
電池のウラオモテもなかなか見分けがつきません。
充電式の補聴器であれば、多くの製品はケースに入れるだけか、トレーに載せるだけで充電が始まります。
寝る前にそのケースの中に入れるだけで、チャージされるので、生活の中にとけこんだ使い方ができることでしょう。

充電式補聴器は、従来の電池式と比べて、2~4万円高額ですが、それだけのメリットを享受することができると思います。