耳の聞こえに不自由があると白い杖を使うの?

2022.06.09

私たちの生活の中には、福祉やバリアフリーのための道具がたくさんあります。車椅子やメガネ、補聴器などが身近でしょうか。今日は「白杖(はくじょう)」についてお話します。

白杖(盲人安全つえ)のイラスト
白杖(盲人安全つえ)

白杖ってなに?

街中や人気の多い施設などに出掛けると、白い杖を使われている方を見かけることがあるかと思います。
この白い杖は一般に「白杖(はくじょう)」と呼ばれるものです。
身体障害者福祉法では「盲人安全つえ」と呼ばれております。道路交通法では「目が見えない者(目が見えない者に準ずる者を含む。以下同じ。)は、道路を通行するときは、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める盲導犬を連れていなければならない」と定められています。

白杖は誰でも使っていいの?

先述の通り、白杖は目に不自由がある方が携行する道具とされていますが、白杖は必ずしも目に不自由な方のみが使用するとは限らないようです。
しばしば話題になることもあるので、もしかしたら「白杖は聴覚障害者が使用する場合もある」という話を聞いたことがある方もいらっしゃるでしょう。

道路交通法には「目が見えない者以外の者(耳が聞こえない者及び政令で定める程度の身体の障害のある者を除く。)は、政令で定めるつえを携え、又は政令で定める用具を付けた犬を連れて道路を通行してはならない」とも規定されています。

白杖の使用を定める法律をまとめると次のようになます。

①目が見えない者とそれに準ずる者は白杖(もしくは盲導犬)を使用しなくてはならない。
 ※使用が義務付けられている。
②目が見えない者以外は白杖を使用してはいけない。
 ※使用が禁止されている。
③目が見えない者のうち、耳が聞こえない者や法令に定められた障害者は②の限りではない。

 ※使用は禁止されていない。

なお、③の法令に定められた障害者とは「道路の通行に著しい支障がある程度の肢体不自由、視覚障害、聴覚障害及び平衡機能障害とする」とのことです。

耳の聞こえに不自由がある方も白杖を使うことがある!

耳の聞こえに不自由を持つ方が、道路の通行に著しい支障があるときは、白杖を使用する場合もあるということになります。
白杖は、足元の危険を察知する役割のほかに、音を鳴らしながら歩行することで使用者の存在を周囲に知らせる役割もあります。
耳の聞こえに不自由がある人の中には、自分のすぐ近くに人がいるかどうか気づけない方もいらっしゃいます。また、近くに人がいることは分かっても、どの方向に何人くらいの人がいるのかが分かりづらいということもあります。近くにいる人を自分から避けたり、ぶつからないように譲り合ったりということが難しいことも起こり得るのです。特に、賑やかな街中や施設の中だと、そのリスクは大きくなります。
耳の聞こえに不自由がある方が白杖を使うのは、衝突や事故を未然に防ぐためというケースは十分に考えられます。

街中で白杖を使われている方を見かけたら、聞こえに不自由をお持ちの方かもしれませんね。もし、お困りのご様子だったり、周囲に助けを求めていたりしたときは、声をかけてみましょう。

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